2007年03月13日
カナダ先住民族(太平洋岸インディアン)の信仰
今日はカナダの先住民族インディアンである、太平洋沿岸のインディアンたちの信仰の様子をお伝えしたいと思います。
もともとカナダの先住民族とは大きく3つのグループが認定されているそうで、それぞれ、①ファーストネーションズ(先住民族インディアン)、②メティス(先住民とヨーロッパ人の両方を祖先とする人々)、③イヌイット(北極地方の人々)と呼ばれているそうです。
そのファーストネーションズのなかでも、特に太平洋沿岸地域に住むインディアンたちについての報告です。
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彼らの信仰とは霊的信仰であり、人間と動物の世界とは密接に関係していると考えられているようです。そのため霊的な儀式においては被り物をして、人間の姿になったり動物の姿になったりいつでも入れ替われるというようなことが行われています。
また動物は彼らの守り神であり、職業に応じて色んな動物が守り神であると信じられているようです。
例えば、カヌーを作る人達には啄木鳥の守り神が、漁師には鮭の守り神が、猟師には狼が守り神というように・・・。
この守り神たちが彼らに恵みをもたらせてくれていると考えているのでしょうか、彼らはしばしばその神達に対するお礼の祝宴を開きます。また守り神の強い保護を受ける為に、「入会の儀式」なるものもあり、この儀式を通過した精鋭たちだけがこの祝宴を執り行う権利があったようです。つまりは資格試験に合格した”勇者“だけに認められる権利というところでしょう。 このようにして、守り神に対する感謝の意を表していたのだと考えられますね。
彼らの、守り神である動物に対する思いは数々の工芸品に表されており、動物をモチーフにしたものが非常に多いようです。
以上、詳しくは「Dreamcatcherのお部屋」で紹介されていますので、興味のある方は覗いてみてください。
下記の写真はファーストネイションズたちの霊的信仰が見事に表現された工芸品の数々です。
- posted by saah at : 2007年03月13日 | コメント (4件)| トラックバック (0)
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アボリジニの言語が500~600とも言われているようですが、何でそんなに種類が多いのでしょうか?部族の数も700程度あったと言われており、部族の独立性が高かった(部族単位でそれぞれが縄張りを持って生きていける外圧状況だった)のでしょうか。
アボリジニは1部族が500人程度の集団であったようです。さらに1部族を2つの半族に分け、交差婚を行う(結婚相手はスキンネームで決められている)という形態でした。
婚姻が部族内で完結していたため、部族ごとの交流が少なく、言語の違いが顕著になってきたのは?彼らが文字を持たなかったことも言語の変化を加速させた要因のような気がします。
なぜ、700もの部族が統合されずにいたのかは、やはり外圧の低さだったんでしょうか。
mbt athletic shoes 共同体社会と人類婚姻史 | アボリジニの「半族→クラン→スキンネーム」について
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