2007年03月14日
カナダ先住民族(太平洋岸インディアン)の社会構造
カナダでは、3グループの先住民族を認定している。その一つである「先住民族インディアン」の社会構造について調べてみました。
カナダ大使館HP「カナダの文化を豊かにする」
15世紀末にコロンブスがインドと間違えてアメリカ大陸を発見して以来、先住民をインディアンと呼び、それが定着してしまったのは有名な話ですね。(現在では一般的に差別用語とされています。)
しかし、あえてこの呼び名に誇りを持ち自らを「インディアン」と呼ぶ人も少なく無いようです。
また、通常日本人が考えるインディアンはアメリカの平原地帯に住む先住民を思い浮かべますが、北米大陸全土に存在しており、カナダではその人々を「ファーストネーションズ(先住民族インディアン)」と呼んでいます。
よろしくどうぞ。
おさらい・・・
・ネイティブ「原住民」
・ファーストネーションズ「先住民」
・インディアン「北米大陸に住む先住民の総称」
その「ファーストネーションズ(先住民族インディアン)」ですが、さらに6つの部族から構成されています。それは「ハイダ族」、「ティムシャン族」、「クワキゥトル族」、「ヌートカ族」、「コーストセイリッシュ族」そして「ベラクーラ族」です。
ハイダ族や ティムシャン族、 クワキゥトル族は3つの階級制度(貴族、一般、奴隷)プラス「生まれながらの最高位」が存在していますが、 ヌートカ族や コーストセイリッシュ族や べラクーラ族はその階級はハッキリしない様です。
また、 ハイダ族と ティムシャン族だけが、女(母)系家族制を取っていた事が分かっています。
同じファーストネーションズ「先住民」でも、その集団の社会構造がそれぞれ違うことが分かりました。なぜでしょうか?
唯一比較できるものとして、それぞれの部族が生活していた場所が太平洋沿岸の北部と南部に渡って存在している事です。
現に、階級制度が存在している ハイダ族、 ティムシャン族、 クワキゥトル族は北部であり、階級制度はハッキリしないのは ヌートカ族、 コーストセイリッシュ族、 ベラクーラ族となります。
要するに、外圧(自然)状況の違いが、集団の社会構造に影響しているのではないか?という事です。
まだ、事実関係が不十分なので、もう少し調べてみたいと思います。
- posted by minene71 at : 2007年03月14日 | コメント (4件)| トラックバック (0)
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