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2010年02月13日

日本語の成り立ち(文字編)2’~同化&造語能力の秘訣は柔軟性~

先回記事『日本語の成り立ち(文字編)2~日本語の優秀性~』に関連して面白いメルマガ記事を見つけたので引用紹介しておきます。
%E6%BA%80%E5%B7%9E%E5%88%87%E6%89%8B.jpg‘満州国’の切手 『ことばの散歩道』さんよりお借りしました。

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国際派日本人養成講座>平成13年一覧>国柄探訪>121 日本思想>210.3 古代>800 言語>漢字と格闘した古代日本人>より抜粋紹介します。

1.日本語と近代中国

中国の外来語辞典には、「日本語」とされているものが非常に多い。そのごく一部を分野別に拾ってみると、
・思想哲学;本質/表象/理論/理念/理想/理性/弁証法/倫理学/倫理学…
・政治軍事;国家/国民/覇権/表決/領土/編制/保障/白旗…
・科学技術;比重/飽和/半径/標本/波長/力学/博士/流体/博物/列車/変圧器/冷蔵…
・医学  ;流行病/流行性感冒/百日咳…
・経済経営;不動産/労動(労働)/舶来品/理事/保険/標語/例会…

博士などは、昔から中国にあった言葉だが、近代西洋の"doctor"の訳語として新しい意味が与えられ、それが中国に輸入されたのである。
日本が明治維新後、西洋の科学技術、思想哲学を導入する際に、各分野の概念、用語を表す数千数万の和製漢語が作られそれらを活用して、欧米文献の邦訳や、日本語による解説書、紹介文献が大量に作成された。中国人はこれらの日本語文献を通じて、近代西洋を学んだのである。

軍事や政治の用語は、日露戦争後に陸軍士官学校に留学する中国人が急増し、彼らから大陸に伝わった。後に国民党政府を樹立した蒋介石もその一人である。当時はまだ標準的な中国語は確立されていなかったので、各地の将校達は日本語で連絡しあって革命運動を展開し、清朝打倒を果たした。

さらに中共政府が建前としている共産主義にしても、中国人は日本語に訳されたマルクス主義文献から学んだ。日本語の助けがなかったら、西洋の近代的な軍事技術や政治思想の導入は大きく遅れ、近代中国の歴史はまったく異なっていただろう。


2.外国語を自在に取り込んでしまう日本語の柔軟性

日本人が文明開化のかけ声と共に、数千数万の和製漢語を作りだして西洋文明の消化吸収に邁進したのは、そのたくましい知的活力の現れであるが、同様の現象が戦後にも起きている。
現在でもグローバル・スタンダード、ニュー・エコノミー、ボーダーレスなどのカタカナ新語、さらにはGNP、NGO、ISOなどの略語が次々とマスコミに登場している。

漢語を作るか、カタカナ表記にするか、さらにはアルファベット略語をそのまま使うか、手段は異なるが、その根底にあるのは、外国語を自由自在に取り込む日本語の柔軟さである。

漢字という表意文字と、ひらがな、カタカナという2種類の表音文字を持つ日本語の表記法は世界でも最も複雑なものだが、それらを駆使して外国語を自在に取り込んでしまう能力において、日本語は世界の言語の中でもユニークな存在であると言える。この日本語の特徴は、自然に生まれたものではない。我々の祖先が漢字との格闘を通じて生みだしたものである。

日本語が造語能力に長けた秘訣は、その柔軟性にあり m051
漢字に徹底的に同化~柔軟に「やまとことば」に翻訳=(音読み)+訓読み
こんな風に外来語と母国語をハイブリッド化した国や民族はほかにないようです。

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comments

和製漢語の多いのには驚きます。日本企業が進出した当時(’80年代)は、日本企業の管理者が沢山の和製漢語を創造しました。その当時は品質管理等の本は北京大学から出版された一冊でした。いまの中国を考えると夢の様でございます。

  • hangui
  • 2010年02月15日 08:46

hanguiさんコメントありがとうございます。

'80年代にも中国に進出した日本企業の社員が、ものづくりを先導するだけでなく、新しい漢語まで創造していたというのは驚きです。

本場、中国人以上に使いこなすことができるところまで、漢字と格闘~国語化してきた成果ということでしょうか?

中国国内での造語はどのように行われてきたのか?ご存知あればまた教えてください。

  • nandeyanen
  • 2010年02月18日 21:07
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