2015年01月26日
高齢者が先導する新たな共同体!~シリーズ10:地域共同体構想の実現基盤と実現手法 その6~社会形成=共認関係の形成
前回の続きです。
>人々を結びつけて社会を成り立たせている本体は観念共認である。
人類は観念共認によって社会を形成したが、社会(交流・関係)が拡がるほどに観念収束~観念追求の必要が上昇し、進化が早くなる。リンク
■対象世界の拡がり⇔観念力の上昇
現在は実現に時代=追求の時代。
追求(追求力)なしに生きていけない時代に入った。
社会が拡がるほどに観念追求の進化が早くなるとは、どういうことか。
対象世界、関係世界が拡がるということは、すなわち未明世界(未知課題)が拡がるということ。
国家や社会という超集団を対象に追求すること、それ自体が未明世界である。
加えて現在の国家は秩序崩壊の危機にあり、不整合感は増大する一方である。
つまり、社会収束すればするほどに、観念力の上昇は不可欠となる。
しかし元々、生存の危機下において、全面的な外圧(未知世界)を注視し続けた果てに形成されたのが人類固有の観念回路であり、
対象世界が拡がり、未知なる外圧が大きくなれば観念力が上昇していくのは必然である。
対象世界が拡がることで観念力が上昇し、また観念力が上昇することにより対象世界が拡がり、追求力が上昇していく。
■社会形成=共認関係の形成
現在の社会収束と観念収束の関係はどうなっているだろうか。
・人類500万の歴史のうち99%は単一集団の世界であり、人類が贈与関係を皮切りに社会形成に入ったのはわずか1万年前である。
・観念機能に先端収束した人類が、社会形成に向かうのは必然である。
・社会を成り立たせているのが観念共認であるから、同類闘争集団たる人類が観念収束に向かうのは必然である。
・私権の終焉により脱物化した人類は、一段と観念収束を強め、観念統合を強めていく。
・観念力の上昇は対象世界の拡大と一体なので、観念力は社会収束と一体に上昇していく。
・要するに、脱物化した人類は、本格的な社会形成の時代に入った。
社会形成の本体は観念共認であり、その中身は追求関係(共認関係)の形成にある。
これからの社会形成は、追求力・観念力を武器とする集団(新事業群)が、
これまでの交換関係・取引関係を追求関係・共認関係に移行させ、さらにネットワークを形成することによって進んでいく。
つまり、本源社会の社会関係は、交換関係を下敷きにした追求(共認)関係が主力となり、その本体が観念共認である。
- posted by TOKIO at : 2015年01月26日 | コメント (0件)| トラックバック (0)
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