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2015年1月5日

2015年01月05日

高齢者が先導する新たな共同体!~シリーズ7:地域共同体構想の実現基盤と実現手法 その3~潮流の先端

新年おめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

年末に行われた総選挙では、またしても自公政権の圧勝に終わりましたね。
不正選挙らしき情報も既に多く出ていますが、それは置いておいたとしても、前回と比較した得票数では自民党・公明党が大幅に減らし、民主党・共産党が大幅に増やしています。加えて、戦後最低の投票率。与党が勝ちはしたものの、大きく捉えれば政治に対する不信増大、戦後民主主義政治の敗北は明らかではないでしょうか。
そしてなにより、国民不在の政治に対する不信感は何も変わっていない、それどころか与党圧勝と勘違いしている現政権にますますの危機感を強めているのが実態ではないでしょうか。

さて私たちは、自分たちで社会を作っていく共同体社会の実現に向けて、今回のシリーズで追究を行ってきました。
前回記事では、お上の暴走→秩序崩壊⇒生存危機⇒未知収束⇒自考・自給の追究収束の現状における、主に未知収束の構造について確認しました。今回は、自考・自給の先端の潮流について地域活動の事例等と併せ考察します。

 

これまでの投稿
シリーズ1:プロローグ(リンク
シリーズ2:事例編:社会問題に高齢者が動き始めている(リンク
シリーズ3:背景の意識潮流「不整合な現実社会から、新たな地域共同体の構築に向けて」(リンク
シリーズ4:高齢者の意識潮流を探る(リンク
シリーズ5:地域共同体構想の実現基盤と実現手法 その1(リンク
シリーズ6:地域共同体構想の実現基盤と実現手法 その2~未知収束(リンク

 

◆潮流の先端

秩序崩壊の危機を感じ取った人々の心の動きを見てみると、
・この世の中「何かがおかしい」という不整合感は、もはや誰もが心の奥底で生起している。

・そのうち危機感や「何かおかしい」と感じている人が大半で、多くはお上不信も顕在化している。

・危機感が具体的に顕在化している者は、未知追求回路が作動し、まずは自らの命を守るべく食や健康などの探索を行なっている。

・社会的な情報は大半がテレビや新聞で得ているものの、自ら探索し追及する層も僅かながら現れている。

・「何かおかしい」を超えて「どうにかしないと」と感じている者も増えているが、「どうする?」と考え追求している者はまだまだ非常に少ない。

・しかし、「どうにかしないと」と感じている層から、地域活動などへの参加が増えている。

「どうする?」と自ら追求を始めた者は、勉強会に参加したりと主体的に動き始めている。

このように意識と行動の進行度合いは段階的に様々あるものの、大半が不整合感や危機感を感じ取っている状況では、「何かおかしい」から「どうにかしないと」と誰もが思い始めるのも時間の問題と思われます。
そして、このこと自体が、新たな社会構築にとっては実現の基盤であるといえます。

 

◆先行事例の紹介

「どうにかしないと」から「どうする?」と追求を始めた層から、現実には様々な活動が行われています。
いくつか紹介すると、具体的には以下のような事例があります。

◆命を守る~自然・農・食・健康・医療などの探索
・今こそ注目したい『半農半Xという生き方』1/2 リンク
・遺伝子組換え食品なんかいらない リンク
・放射能から自分の身は自分で守れ。放射能ゼロ空間をつくるんだぞ! リンク
・癌を自力で治そう会 リンク

◆地域を守る~保育・介護・生活支援
・異色経営者の園が人気~キーワードは地域で支え合う~ リンク
・ママ友から子育てと仕事を一緒に担う協働者へ!AsMamaは新しい地域共同体の形を作る! リンク
・学童保育による地域共同体化の流れ リンク

◆社会を守る~政治・機関紙
・「アメリカのための不正選挙」を糾弾する リンク
・機関紙を手配りしながら地域を繋いでいく~鳥取県「手配りさん」 リンク
・自治会がNPOを設立する例が増えている リンク

 

◆潮流の先端図解

ここまで見てきた潮流の先端状況は、以下のような構造になります。

意識潮流 (1)改

 

命を守る、地域を守る、社会を守る、と様々な活動が動き始めていますが、
まだまだ自集団の域に留まっており、社会的な拡がりを見せているわけではありません。
次回は、この点について考察します。

 

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