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2019年08月11日

日本語を話す弥生人は何処から来たのか?(1)

「日本語を話す弥生人は何処から来たのか?」
在野の歴史研究家・丸地三郎の「試論」(リンク)を紹介します。これまで、多様な説があった日本語の起源について一石を投じる内容です。

日本語はウラル・アルタイ系と言われるが、近隣のシベリヤ・韓国・中国・モンゴル・台湾の言語系とは異なる。アイヌ語とも異なり、日本語に類似した言語は無いと云われて来た。
その一方で、日本語各単語の発音の根底は南方のインドネシア・ポリネシアなどの体系にあるとも。(ブータンの着物との類似、、中国雲南地方との納豆文化の
類似など、単発的な風習や単語の類似から、南方から原始日本人は来たとの説も頷ける。)諸説あるが、信ずるに足りる論拠に欠けているように思え、「日本人の源流」は、謎のままであった。

★ しかし、この疑問を解く材料が最近の研究から生まれてきた。
・DNA分析を含む、近代科学の研究。
・ 比較言語学が極めて面白い「真理」を導きだした。
・民族学の研究成果
・歴史の研究
⇒ 科学と言語学と民族学と歴史の成果を総合していくと、今まで考えられもしなかった一つの道筋が生まれてきた。

【現代人の特徴・地域分布】
・北九州から近畿地方を中心に、面長・扁平な顔立ちの人の割合が高い。(一般的に渡来系と云われる)
・関東から東の地域には巾広の彫の深い顔の人の割合が高い。(在来系・日本古来の民と見られる。)
・ アイヌ人と沖縄の人は類似している。在来系・日本古来からの民の血の濃い人達。
・DNА鑑定:アイヌ人と沖縄人は極めて近い。飼い犬のアイヌ犬と琉球犬も同様。(DNA鑑定では、九州人・近畿人より関東人の方がアイヌ人・沖縄人に近い。)
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【アイヌ人・沖縄人】
・元から広く日本全体にに住んでいた人種では?
・それは、日本に広く分布が確認される縄文人?
・何語を話していた? アイヌ人の親、その祖先は、何語を話してしていたか? 勿論、アイヌ語。
・沖縄では、アイヌ語は残っているか?
・何らかの事情があり残らなかったものと想定。(大野晋著「日本語の起源」の中に記された宮古諸島の言葉の項がその間の事情を想起させる

【 縄文人は?】
・狩猟だけでなく・広義の農業を行っていた。栗、陸稲
・三内丸山遺跡の大集落、巾広い交易活動
・日本国中に広く居住していた。
・勿論、独自の言語を持っていた。

【渡来人は?】
・縄文人を皆殺しにして侵略をしたのか? ⇒渡来人と縄文人は混血をかさねた。弥生人は、渡来人と縄文人の混血。
・弥生人は、何語を話していた? ⇒日本語を話していた。
・渡来人は何語を話していた? ⇒日本語を話していた。
・渡来人の言葉が、一般的な言語になる状況は? ⇒ 渡来人は、小人数で、来て、縄文人の中に交じって、言語をかえた?
・縄文人は自発的に言葉を変えた? ⇒「母国語を自発的に捨てる」そんなことは起りえない。洋の東西の歴史でありえないこと。 渡来人は圧倒的な武力と人数で縄文人を圧倒し、支配したはず。

★では渡来人とは誰なのか? 何処から来たのか? いつ頃日本に来たのか?
次回に続きます。

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