2009年01月08日
縄文~弥生の気候変動と植生の変化
「日本人の起源」解明 これまでの成果と残課題でも宿題になっていた、気候変動について調べていたら、るいネットに「縄文から弥生に至る気候変動」 があったので抜粋引用します。(±℃表記は現在の平均気温に対して)
=====縄文時代草創期=====
13000年前晩氷期終わり後氷期始まる
12400年前 -4℃極大期
12400~11800年前 急速に下降
11800年前 -5℃極小期
11800~11000年前 急速に上昇
11000年前 -2℃極大期
(11,200~10,200年前ブナ林)
11000~10200年前 再び急速に下降
10200年前 -5℃極小期 後氷期終わる
(10,200~6,500年前ナラ林)
10200~10000年前 再び急速に上昇
10000年前 -2℃日本列島分離
=====縄文時代早期=====
10000~ 7500年前 ゆっくり上昇
7500年前 0℃
7500~5000年前 さらに上昇
(6500年前~照葉樹林)
=====縄文時代前期=====
(5700年前~スギ林)
5000年前 +2℃最高期縄紋海進期海面+5m
=====縄文時代中期=====
5000~4000年前 急速に下降
=====縄文時代後期=====
4000~3000年前 0℃かすかに上昇がみられる
(3500年前サントリーニ火山の大爆発)
=====縄文時代晩期=====
3000~2500年前 急速に下降
2500年前 -1℃極小期
=====弥生時代早期(諸説あり)=====
2500~2000年前 急速に上昇
2000年前~現在まで続く 0℃
グラフにすると↓のようになります(「水土の礎」さんよりお借りしました)。
気候変動と合わせて「植生の変化」も見ておきたいと思います。
←クリックしてから続きをどうぞ!
植生分布がどのように変わっていったのか?同じく「水土の礎」さんにわかりやすい図↓があるので紹介します。
縄文早期~前期は東北地方でも、豊かな森の恵みが得られたことがわかります。
縄文中期以降は、急速に寒冷化=植生も大きく変化し、関東以北に住んでいた縄文人も南下せざるを得なかったのだろうと想像できます。
人口変動とも関係しているように思うのですが、まだ検討中です。
関係がはっきりしたら投稿しますので、乞うご期待!
気になる方は「DNAでたどる日本人の成り立ち2 人口構成比の試算」で対比して見てください。
- posted by nandeyanen at : 2009年01月08日 | コメント (0件)| トラックバック (0)
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