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2023年01月28日

【縄文人の特性】同類圧力が追求力のカギを握っている!

※画像はこちらからお借りしました

 

人口が増大し、集団が密集した縄文中期には、火焔式土器のような道具が進歩したり、翡翠を贈りあう贈与文化が興隆したり、環状列石のような天文的知見が見られたり、クナド(交叉)婚のような人材システムが編み出されたりと、観念が大きく進化しました。

縄文人の著しい観念進化とその背景

なぜ族内婚から族外婚へ移行したのか

 

このことから分かるのは、人類の観念進化は、同類圧力の高さがカギを握っているということ!

これは、戦争が科学技術を発達させたことや、市場競争が製品の機能やサービスの質を向上させることなどからも言えます。(いい・悪いは別にして)

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もちろん根底には生存本能も働いていますし、サル・人類にとって最大の活力源である仲間との共認欠乏も欠かせません。

しかしそれだけでは、あくまでも「生存できればそれでよし」「仲間と安心して暮らせればそれでよし」で、それ以上は追求する必要も進化させたいという気持ちも生じません。

僻地に適応して他の集団とあまり接触のない部族の文明や技術がそれほど発展しないのもそのためです。(いい・悪いは別にして)

 

つまり、追求活力や追求成果を高めたければ、同類圧力を高めればいいのです!

 

ただし同類圧力高めるといっても、次々と敵と措定して闘争心を煽るとか、受験や出世競争のように個々人を競わせるといったやり方では、貧困を克服したこれからの時代、かつ融合と調和を旨としてきた日本人に合うとは思えませんよね。

 

また、人類の観念そのものが仲間との一体追求の中で進化してきたことを考えると、「仲間集団で追求」しながら、それら複数の「集団同士が競い合う」ような関係が最も有効に同類圧力が働く状態のような気がします。

 

そこで次からはシリーズを変えて、仲間集団での追求が上手くいく構造を考えてみたいと思います。

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