2020年09月10日
これからの共同体社会はどのように創られていくのか-14
前回、教育は共同体の核心をなし、絶対に手放してはならない集団の課題でであると述べた。そして寺子屋や職人の事例から、まさに現実の外圧に適応する為の本質的な教育(学び)がなされていたことを紹介した。
一方、現代は共同体が解体されて教育が外注されて知識のみ教える学校というものに堕落してしまったともいえる。同一年齢で密室に隔離され、先生という絶対的な存在と対峙しなければならないところでは、まともな感覚、能力が形成されないだろうことは想像に難くない。
今回は、かつての村落共同体においていかに重層的な人間関係が形成されるかを紹介したい。学びとは知識だけではなく、現実の人間関係はどうあるべきか、自分たちが生きている世界をどうとらえるかという根底的なテーゼに応えていくものだろう。
- posted by KIDA-G at : 2020年09月10日 | コメント (0件)| トラックバック (0)