2007年12月01日
良妻賢母の、日本の妻?
妻は【掃除】【洗濯】【食事のしたく】など、どのくらい分担しているか?面白いDATAを見つけました。
日本、韓国、フィリピン、アメリカ、イギリス、ドイツについてのアンケート調査がありました。
1982年 → 2002年の変化値が見られます。日本の妻は、 「良妻賢母」 で頑張っているのです。
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内閣府男女共同参画局:男女共同参画における国際比較調査のDATAからです。
A.掃除
現在でも世界一日本の妻は分担しているようです。簡単の為に20~29歳の世代で比較すると各国の妻が分担している比率(%)は
日本 、韓国 、フィリピン、アメリカ、スウェーデン、ドイツ、イギリス
88 71 72 55 49 45 65
日本の妻がダントツの分担率です。且つ、他の国々は20年間で妻の分担率が急減しています。イギリスなどは20年前は88→65%に23%の急減です。日本の妻は93→88%とまだまだ妻が掃除を分担しています。
B.洗濯
妻が分担している比率です。
妻の分担率は減少しているものの、掃除に比べると、その減少率は小さいです。私の推測では、妻は女性下着を夫に洗って欲しくないと思っているから、と勝手に思っています。
2002年の20~29歳の妻が分担している洗濯の比率(%)は
日本 、韓国 、フィリピン、アメリカ、スウェーデン、ドイツ、イギリス
97 80 74 69 55 79 83
C.食事のしたく
世界各国で、妻の分担率が急減しています。しかし、食事のしたくも、日本の妻は頑張って分担を続けています。
2002年、食事のしたくを各国の20~29歳の妻が分担している比率(%)は
日本 、韓国 、フィリピン、アメリカ、スウェーデン、ドイツ、イギリス
91 89 60 45 36 51 51
ドイツなどは、1982年→2002年では、83→51%と32%の急減。日本の妻は96→91%と頑張って食事のしたくを分担しています。
多くの国では、家事が妻の仕事から家族みんなで分担する方向に、移行中しているようです。その中において、日本の妻は頑張って家事を分担し続けている。
「献身的な日本女性 」として評価する人も多いでしょう。けれど、私は、社会変化に「家庭」「夫婦」と言う制度が適応できずにいる様子だと思えます。昔の制度のまま、妻が現在の閉鎖的な「家庭」の閉じこもって「育児」を行っていることが、現代日本の問題の一つだと思います。
女性が社会で働く機会が多くなってきたこと、親との同居が減り、子供の数も急減、育児~子供教育環境の変化、があるのですから、今までとは違う、男女関係、家族関係が必要であるのに、世界の中で日本は最も「家族」「男女関係」の旧制度に縛られている国だと言えます。
- posted by koukei at : 2007年12月01日 | コメント (1件)| トラックバック (0)
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comments
一対婚が予想以上に少ないと言うことに驚きました。
日本社会にいる以上、あまり実感の無い数字だと思うと同時に、一対婚も一部の文化圏でしかないという事なのですね。
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