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2020年06月02日

【世界の各部族の婚姻形態シリーズ】変型交叉婚の風習を持つ部族

前回の交叉婚に引き続き、変型交叉婚の部族を紹介します。

リンクより

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■トダ・バタック族:フィリピン
・生活形態-スマトラ内陸山地の人喰種族。犬や豚を飼い、狩猟を営む。(農耕については不明。)人喰習慣を除けば、彫刻や建築の才能に恵まれ、ヒンズー文化を独自に発展させた文化的な種族で、固有のバタック文字を有する。

・男女関係-娘は適齢期になると、年配の女監督がいる娘小屋で生活。若者はここに自由に出入りすることができ、バンツン(四行詩)の掛け合い求愛。勝てば相手を自由にできる。但し妊娠はタブーで、婚前に妊娠した娘は、髪を切った上に婚資を値切られたり、自分より低い階級の男と結婚しなければならない。また強姦の場合は、男がその娘と結婚するか、婚資にかわる補償金の支払いが求められる。一夫多妻が認められており(婚資が高いので大半は一対婚)、酋長であれば3~5人の妻を持つが、第一夫人が権力を握って、第二夫人以下を労働に使っている。
※もとは交叉婚だったが、その後私有権が上昇し、財産継承権を明確にする必要から人工的一対婚が導入され、姦通がタブーとなった。

■イゴロット族:フィリピン
フィリピンルソン島の険しい山岳地帯で生活。女性は10 歳頃から娘小屋(オロッグ)で寝起きをし、男も12 才で独身男子専用の小屋に群居する。未婚女性はどんな男性とでも性交渉は自由で、若者たちはオロッグ内外でデートを楽しむ。結婚に際しては、花婿が人間の首を狩ってくることが条件になっており、首を持って部落に戻ると婚礼の式が始まる。式で花婿は、独身男性の一人一人に対して妻の所有権を宣言。以降妻は、夫以外の男を絶対に近づけてはならないとされる。この時点で既に別の男性の子を宿していることもあるが、その場合は夫婦の子供として育てるのが掟。
※もともと同類闘争圧力を背景とした勇士婚のなかで、首狩りという婚姻資格の規範が強固に確立されていたが、同類闘争に敗れ逃げ延びた地域が豊かであったため、発散欠乏が増大。しだいに婚前乱交化し交叉婚に近くなってしまったが、勇士婚の婚姻規範は健在。

■山地バンタラム族:フィリピン
全ての外来文化を寄せつけない未開地帯で狩猟・採集の放浪生活を送る。インド原住民によく見られる氏族組織はなく、男女共に各集会所で生活した後に交叉従兄妹婚(母方の伯父の娘又は父方の叔父の娘が相手)。姉妹の交換も行われる。
※もともと交叉婚が確立していたが、同類闘争に敗れ山岳地帯に逃げ延び、放浪生活に入ったことにより、同一居住という氏族の基盤が解体され、氏族組織なしの交叉イトコ婚に移行。

■コーイ族:インド
ゴタグリ地方の北部山地で生活。娘の伯父が結婚の決定権を持ち、一般には従兄妹同士の結婚が多い。掠奪婚、多妻の習俗もある。
※もともと交叉婚が確立していたところで、同類闘争に敗れ山地へ逃げ延びたため、交叉婚の名残を残す。加えて敗走途中で他部族から女を掠奪していったことから、掠奪婚の習俗も形成した。

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