2022年06月18日
観念機能はどうしてうまれたのか?①~不整合を再度統合するため
ことばはどうして生まれたのでしょうか?
言語の起源については、1866年にパリ言語学協会が議論を禁止したことがあるほど、多くの学者が夢中になる未知の世界ですが、未だに解明は進んでいません。
本ブログでは
と、人類は、全面受容や同期による一体化回路によって、自然(万物)との一体化を可能にしてきたと追求してきましたが、これらの追求を土台にすると、ことば≒観念機能の誕生も紐解くことができそうです。
さて、一体充足の回路で、万物と一体化すると、どうなるでしょうか?
一体化した自然や世界は一体回路からするとプラスの存在ですが、
本能回路や共認回路からすると、現実は適応できないことばかりなので、プラス、または、マイナスの存在であるという、不整合にみちた存在になります。
さらには、本能回路はもとより、同類を対象にして形成された共認回路では、万物を捉えることはできず、ここでも混乱が生じます。
例えば、一体回路から見ると、自然は圧倒的な力を持つ、自分たちを超えた存在(プラスの存在)。
一方で、本能・共認回路から見ると、自然は自分たちにとって恵みを与えてくれるものでもありますが(プラスの存在)、畏れをもたらすものでもありますよね(マイナスの存在)。
このような意識の分断状態をどうするのか?
一体化すると混乱して、判断することも、動くこともできなくなる状態をどう突破するのか?
つまりは、プラスやマイナス、捉えた世界と現実など、様々な不整合を再度統合するために、また、自らの意識を統合するために、既存の本能回路や共認回路に代わる新たな回路を生み出す必要が生じることになります。
その、新たな回路とはどのような回路なのか?
次の記事でさらに追求したいと思います。
- posted by nakase at : 2022年06月18日 | コメント (0件)| トラックバック (0)
trackbacks
trackbackURL:
comment form