2022年08月03日
人類の特性や本質は有史以前にあり!
※画像はこちらからお借りしました。
哺乳類~人類までの進化を「外圧の変遷」「適応戦略と雄雌役割分化」という視点で整理してきました。
■人類の外圧構造の変遷① ~哺乳類からオランウータンまで
■人類の外圧構造の変遷② ~始原人類から新人まで
■人類の外圧構造の変遷③ ~略奪時代から現代人まで
■サル・人類史 ~適応戦略と雌雄役割分化〔メス編〕~
■サル・人類史 ~適応戦略と雌雄役割分化〔オス編〕~
このように歴史を遡って追求しているのも、進化は塗り重ねであり、今日の私たちはそれらの進化の上で成り立っているからです。
>人類も、単細胞の時代から今日まで外圧適応態として必要であった全てのDNA配列=諸機能or 諸本能は、今も現在形において(しかも最基底部から上部へと段階的に塗り重ねられて)その全てが作動しているのであって、単細胞や動物たちの摂理を人間とは無関係な摂理と見なす様な価値観は、人類の傲慢であり、かつ大きな誤りである。(実現論第一部:前史『イ.可能性への収束=統合』より)
しかも、私たちが意外と見落としがちなのが、例えば人類史だけ見ても、現生人類に繋がると思われる原人以降の200万年間のうち、洞窟に隠れ住み単一集団で辛うじて生き延びてきた極限時代が人類史の99%を占めているということ!
つまり、人類の人類としての特性や本質は、私たちが学校の歴史の大半の時間を使って学ぶ文明以降の近5000年間にあるのではなく、教科書の最初の数ページでしか扱われていない「有史以前」にこそあるのです!
だから、人類の本源部分を解明するには、有史以前の時代を追求する必要があります!!
そこからは、
〇本能とは異なる集団の在り様(作り方)
〇本能にはない観念による進化の可能性と危険性
〇本能を超えた男女や親子の関係性(築き方)
等、今後の生き方や社会の指針となる構造やヒントがたくさん発掘できるはずです。
その上で、
〇約5000年前以降の略奪時代(武力戦争・経済戦争時代)に、人類社会の在り様がどのように一変したのか。
〇豊かさを実現した21世紀以降、活力も能力もドン底になってしまった人類の進むべき方向性・新たな可能性はどこにあり、どうすれば実現できるのか。
等の答えも見つかるのではないでしょうか。
- posted by nisi at : 2022年08月03日 | コメント (0件)| トラックバック (0)
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