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2022年11月25日

原始日本の共同体性3~「祭り」の歴史から男女関係を考える

縄文時代の婚姻について調べてみると、現代人には中々イメージがしづらい面も多々あるが、(だからこそ)そもそも人類の男女関係とは?を追求する上で非常に興味深く参考になる点もたくさんあります。

 

高群逸枝の「日本婚姻史」によると、
>群は必然に孤立的で、洞窟や竪穴式・平地式住居に住み、共食共婚であったろうと思う。つまり同じ火をかこみ同じ性を分け合っていたのであろう。
(「日本婚姻史 第一章 一.族内婚というもの P.14」より一部引用)

 

縄文時代の暮らし
※画像はこちらからお借りしました。

 

 

『同じ性を分け合う』という部分が、現代人には一番イメージがしづらいところでしょうか。
ただそこにこそ、本来の男女関係の鍵を握るものがあるような気がします。

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さらに以下のような記載もありました。
>群が発達して共同体運営の関係から祭治制が発明され、食も性も神前における規律下に営まれる段階になると、群は女性の発情期をト(うらない)して、一定の祭礼を行なうようになったらしい。
(「日本婚姻史 第一章 一.族内婚というもの P.17」より一部引用)

 


性が神前にて営まれ、それが祭礼へとつながっていく。
たしかに、現代でも神前結婚などがあるように、婚姻と神様には深いつながりがありますが、婚姻と「祭り」にはどのような関係があるのでしょうか。

 


※画像はこちらからお借りしました。

 

そこで、今回は「祭り」に着目して本来の男女関係について探ってみたいと思います。

 

 

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