2007年09月09日
ニューギニアの3種類の塩
塩味の民族学-しょっぱいはおいしい-で紹介した石毛直道氏の講演会の中で、ニューギニアの3種類の塩について触れられているので、本多勝一著『ニューギニア高地人』(右の写真)の記述も合わせて紹介します。この著書は、1963年ニューギニア島の西半分の中央高地の学術探検に随行したときの記録で、当時学生だった石毛氏も隊員として参加されています。
1.トロブリアンド島やニューギニア島の海辺の人は直接海水を使う
パプアニューギニアの北東海岸にあるトロブリアンド島。ここでは主食のヤムイモを土器に入れて煮る時に、真水と海から汲んできた塩水を半々に割って、それで塩味をつけて煮ます。だからわざわざ塩を買ってくるとことはしない。
ニューギニ ア島の西半分、イリヤンジャヤの海辺の人も同様に海水を使います。

- posted by okatti at : 2007年09月09日 | コメント (1件)| トラックバック (0)
