2006年12月26日
ベトナムの少数民族・・・コホル族とマー族
「世界民族博覧会」http://wee.kir.jp/index.html
このホームページには、世界各国の少数民族が紹介されています。(良くこれだけ集めた )
で、見ていて感じた事は、東南アジアに偏って少数部族が多い事です。
何故なんでしょうか?
東南アジア一帯が稲作を中心とした生産様式であることから、そこに因果関係が有りそうですが、これらの部族には未だに現代社会と違った母系制社会を営んでいる事に気付きます。
中には、農業生産を主たる生産様式とし、隣接した地域に住んで交流も持ちながら、母系制の婚姻様式を営む部族がある一方で父系制を採用している事例が見れます。ベトナム南部の奥地に住むコホル族とマー族がそれに当たります。
これらの部族は、紀元前後からこの地域で現在と同様の生活をしてきている事から考え、農業生産と母系制は小集団社会を維持して行くのに大きな因果関係があるようにみれます。
様々な婚姻様式が混在しているこの地域を題材に、今後とも引き続いて集団の成り立ちと婚姻様式の関係を調べてみたいと思います。
【コホル族の女性】
【コホル族の語り手の系譜】
- posted by taiyaki at : 2006年12月26日 | コメント (2件)| トラックバック (0)
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comments
>人間は殺し合いをなくすことができるか?それには上記3つの特色のうちのどこをどう転換していけばいいか?その基盤はどこにあるか?人類が取り組むべき課題はここにあると思う。
同感です。それには【人類500万年に亙る共同体社会の原基構造】の解明が不可欠だと改めて思いました。
その構造のどこが不変部分でどこが可変部分かを知ることで、どこが変えてはならない部分でどこが変えるべき部分かを突きとめる事が出来る。そして、その構造のどこをどう変えれば良いかの答えを導き出す事が出来るはずです。
そのためには、何よりも事実の追求が必要。みなさん、今年も頑張ってきましょう!
同感です。
もともとの母系制社会も、遊牧部族の父系制社会も、守護神信仰も、東洋と西洋の違いも、…まだまだ解明したいことが多いですね。
ぐんぐん追求していきましょう♪
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