2007年05月01日
アジアにおける民族大移動が、アジア文化の元を創った。
スンダランドはアジアの人類の原点らしい。
人類発祥のアフリカから人類は移動して、当時は温暖で自然環境の豊かなスンダランドに流れ住んだらしい。そのスンダランドに住み始めた彼らがアジアの人種の起源だといわれている。
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ここに定住した人類は、2回の大きな転機を迎えることで、アジア各地に更なる移動を強いられることになる。
第一回目は、大きな自然外圧です。 地球温暖化による海面上昇にてスンダランドの多くは水没してしまう。
スンダランド(Sundaland)とは、現在タイの中央を流れるチャオプラヤー川が氷河期に形成した広大な沖積平野である。現在ではタイ湾から南シナ海へかけての海底に没しており、マレー半島東岸からインドシナ半島に接する大陸棚がそれに当たる。氷河期に、海面が100メートル程度低くなり広大な平野であった。最も最近では、紀元前70000年頃から紀元前14000年頃にかけての氷河期には陸地であった。紀元前12000年頃から紀元前4000年にかけて約8000年間にわたる海面上昇により海底に没した。
(ウキペディア;スンダランドより)
水没するスンダランド大陸から逃げ出すように、周辺の島々に散って行くし、さらに航海術に優れた部族はは黒潮に乗って、台湾(港川人)や日本にまで流れ着いたようです。(日本の縄文人の原点との言われています)
第2回目の、民族大移動は同類闘争が原因の移動です。他民族がどんどんと押し寄せてきて、追いやられる事で他所に流れていったようです。
すなわちアジア大陸から台湾に移動した民族集団がオーストロネシア語族の先祖である。約4500年前に台湾からフィリッピンに移り、そこから東西南北に拡散した、という説が有力になっている。 この中で南の島々に移住したのが現在のインドネシア人である、マレー系民族が一気に南方の島嶼部へ大移動した時期は数千年前でそれほど古い昔ではない。移住時期の早いグループがプロト・マレー人であり、遅いグループが新マレー人である。 世界史上の“民族大移動”というと教科書ではヨーロッパ大陸のことしか記載されていないが、東南アジアでも同じような民族大移動があった。
「インドネシア専科」による。
それは、「nandeyanen」さんの「<双系>は母系部族と父系部族の姻戚関係構築から始まった」に書かれているように、
『初めの頃は、父系部族に追い出されたマレー半島原住の母系部族が押し出されて、島々に渡って行くのだが、追い出して定住した父系民族もまた、後からやってきたより強い父系部族に追い出されるようにして島々に移住することになる。』
アジアの多くは、この2回の文化的にも大きい民族移動の波をかぶったようです。
日本もこの2回のアジアにおける民族大移動に飲み込まれていた可能性があります。
第一回の温暖化による海面上昇が原因とする「港川人」等の移動が日本での縄文文化を生み、その後、略奪闘争部族による同類闘争が激しくなって来た結果、流れ着いてきた弥生人が縄文文化を駆逐して新たな文化を創ったとも言えます。
- posted by koukei at : 2007年05月01日 | コメント (3件)| トラックバック (0)
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comments
性肯定社会、性否定社会といった形で、肯定か否定かの切り口はやや極端なように思いました。
大きく分けると性肯定社会は母系社会に多く、性否定社会は父系社会に多く見られるように思いますが。
大きくは男側からの女性に対する私有意識がベースにあるように感じました。
ファス族やマヌス族の事例は、男側の私有意識をベースにした集団共認(集団規範)なのではないでしょうか?
moncler quincy down jackets 共同体社会と人類婚姻史 | 「性否定社会」ってホントに存在したの?(1)
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