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2007年10月11日

一夫多妻の世界 <ダニ族編 ②>

一夫多妻の世界 <ダニ族編 ①>でふれた一つの「男の家」と複数の「女の家」ですが、その後調べてみると、逆に複数の「男の家」と、一つの「女の家」からなる村もあるようです。その点、まだ未明な部分もありますが、ここでは前者のケースを文献【ニューギニア高地人 本多勝一著】 より、生活様式を主に紹介したいと思います。
ダニ族の一夫多妻は、現代に見受けられる一夫多妻よりも、集団としての共同性が強い一夫多妻の婚姻様式をとっています。それがどのようなものか?引き続きふれてみて下さい。
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irian120.jpg
ダニ族の集落の風景写真です 。写真元Japan Bali Tours Co.,Ltd.

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ウギンバ谷のダニ族の場合、村の中心に一軒の「男の家」があり、男達は主としてここで寝泊りをします。そして、その周りに女子供の住む「女の家」があるのですが、一人の男の「女の家」に、第一夫人や第二夫人も同居しています。しかし、一軒の「女の家」に住む妻は、1人の夫に所属するとは限らない場合もあるようで、夫を異にする妻子が同居する例も見られるようです。
女の家」で生まれる子供は幼児期を過ぎると、男子は「男の家」に移り、そこで同一血縁集団に所属する男達と、生涯共同生活をともにします。女子は結婚するまで母親と同じ「女の家」にとどまります。
ダニ族のあいだでは、いわゆる家庭的な家族の結合関係はうすく、「男の家」を核とする父系の血縁でむすばれた部落民の共同生活が、社会構成の基本理念となっているようなのです。
妻達も寝る時間までは「男の家」でたむろしている事が多いようで、日常生活で夫婦が夫婦らしく過ごす機会は少なく、傍から見るとどの男女が夫婦なのか非常にわかりにくいようです。
ダニ族の畑は、広い土地を共同の垣根で囲んであります。
ダニ族の一日は終始団体生活で畑に出かけるときも、帰る時も部落民は連れ立って行き、共に働き、食事のさいも共同炊事がおこなわれ、部落の成員達が同一の場所で同一内容の食事を取ります。人々の社会生活のすべての面に、部落の成員全体の共同性が強調されているようです。
文献【ニューギニア高地人 本多勝一著】 より、要約引用

ダニ族は集団としての共同性が非常に強い一夫多妻制のようです。
一夫多妻制でありながら、女集団男集団という居住の仕方や、共同の食事や作業などを維持しているからです。
次回はダニ族と同じ一夫多妻制でありながら、一戸の家族がそれぞれ独立していて、家族中心主義的な住まい方をしているモニ族をピックアップしてみたいと思います。
モニ族は、現代日本の家族に近い家族形態の一夫多妻制なので、モニ族の生活形態にも触れ、ダニ族とモニ族の上記の集団形態による気質の違いについてふれてみたいと思います。集団をより細分化した家族制にした弊害も見えてくるのではないかと思います。

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comments

>死んだ人の村への貢献度によって、村の全員で行うとか、半分でやるとか、そういった規則ができていきました。<
これって実は凄く大切なことだと思いました。共同体としての貢献度をきちんと集団として図っていく=評価共認を行うことであり、何でもかんでもみんなで行うのも変だと思います。
だから、現代のように共同体への貢献度という尺度からみれば、家族葬のようなのもある意味そうならざる得ないとも感じました。

  • 河内のおやじ
  • 2007年11月20日 09:46

コメントありがとうございます。
「家族葬」と言う、それも、自ら生前からその様な葬儀を希望する人も多いようです。その様に、自ら社会との関係を遮断したような葬儀が有るようですね。
集団で生きていくのが人間であり生前に様々な人に世話成ったはずです。
しかし、死ぬ時にその様な関係を遮断してしまうと言う葬儀を選択すると言う「家族葬」は、現代の歪んだ「自己中」の生き様そのもののように、私には見えてしまいます。

  • koukei
  • 2007年11月22日 23:20

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