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2008年03月16日

父系姓における価値意識(韓国編)

現代日本は父系制だとばかり思っていましたが、『母系・父系の有様と双系の謎』を読むと、人類学で区分される父系制とは、制度や価値観の面でかなり異なるようです。
父系制であれば、子供は全て父の血縁成員権を継承し、生得的なもので一生変わらない。!! 
このことは、社会制度にどのように影響し、意識や規範を規定するのでしょうか?
今回は、父系社会の事例として韓国に触れてみたいと思います。
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富士通総研 研究レポート)より
従来から韓国では同じ姓で先祖(出身地)が同じ子孫の間での結婚は許されないとする慣習が存在しており、それは法律によっても定められていた。1997年、韓国憲法裁判所がこの法律を憲法に合致しないとするまでは、全く見知らぬ人であっても数百年前の同一祖先の子孫が結婚することは法律上出来なかったのである。 (※筆者注:韓国人の戸籍には、本籍とは別に、祖先の発祥の地を表す「本貫(ボンガン)」を記載しなければならない。)
韓国では、日本とは違って祖先の姓を勝手に変えたり新たに作ったりしないため、韓国人の姓は三国時代から数百年以上も継承されている。故に日本ほど多くの姓は存在せず、その数270程度だろうといわれている。中でも、金、僕、李、崔、鄭の5大姓だけで、韓国全体人口の約半数を占めるという。
韓国では一族の家系は全て管理されており、自分の祖先を30代前まで遡ることも難しいことではない。自己紹介するときには姓とともに祖先を示す出身地を名乗ることは常識であり、そのとき自分と同じ出身で同姓の人とわかれば、あたかも兄弟のような関係が成立するという。例えば、出身地が金海の金氏は400万人程度、慶州の金氏は150万人存在するなど、互いに顔をあわせたこともない一族が同じ一族としての意識を共有しているということになる。

この韓国人の血縁関係と一族意識が政治や企業経営、教育に関する意識にも大きく影響している。選挙でも数十万人、数百万人の一族がそのまま自分の見込み票につながり、これが当選に大きく影響する。企業での採用も同族は優遇され、社長の一族であれば社内での扱いも変わる。小学校等における歴史の勉強にも自分の祖先が登場して、子供たちの話題になる。
韓国の学校における歴史教育は、祖先の歴史を学ぶ教育でもあるというわけだ。韓国人は歴史を学ぶことで祖先を知り、現在の自分の存在を認識していく。現在の自分たちのアイデンティティを確認することが韓国人にとっての歴史でもある。

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韓国の事例をみると、血族関係が社会制度を規定し、日本の双系的な父系制とはかなり異なっていることが解ります。
今後も、現代的な問題と絡めながら、共同体・婚姻制度を追求していきたいと思います。
読んでくれてありがとう(byマツヒデ)

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「労働」という言葉は明治になってから、経済学の用語として西欧から輸入された言葉だそうです。
それ以前、労働(=労して働く)という言葉が無かった時代には、どんな気持ちで「生産活動」に携っていたのでしょうね。
『「労働」は「遊び⇒祭り」とともに一連の活動』ってどんな活動だったのか気になるところです。

  • さいこう
  • 2008年7月12日 20:26

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