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2008年5月19日

2008年05月19日

初期人類をとりまく外圧状況下で、父系的な家族は成立しないのでは?

『霊長類学の家族の起源』では、“初期人類は非母系的な社会で、はじめから父系的な家族を成立させていた”とされていますが、
初期人類の集団継承=『母系か?父系か?』を検証しようとする霊長類学者たちの問題意識は、初期人類も『集団拡大~分割~娘移籍』していたという前提で生じるものだと思います。
これに対し、『実現論』で述べられているような外圧状況~過半が成体になるまでに餓死、もしくは外敵に食われてしまうような極限状況下では、人類集団の分割~拡大は考えにくいのではないでしょうか?
よって、初期人類が「非母系の類人猿」から派生したのだとしても、洞窟に隠れ住むしかなかった極限時代5百万年間は“娘・息子とも残留する両系”で集団維持するしかなかったように思います。
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