2009年02月20日
弥生時代の開始年代~再考に向けて~
今回は、2009/2/12にアップした★「弥生時代の始まりは通説より500年も早い」~その後★で紹介した、『弥生時代:衝撃の新年代発表から6年 自信深める歴博グループ』という新聞記事に至る、研究経緯などを調べてみました。
まず、『弥生時代の開始年代』と題した2003年3月の歴博によるプレス発表原稿と思しきPDFファイルを見つけましたのでリンクしておきます。
この新しい年代推定は、従来から考古学で一般的に用いられてきた「炭素14年代法」に基づいて行われたようですが、下に示す加速器質量分析計(AMS)を用いたところが、「新しい」ようです。↓写真は(株)加速器分析研究所より拝借
これによって、これまでの1000分の1の量で炭素14年代法が使えるようになった。土器にわずかに付着した炭化物、漆製品の塗膜、文書からはがれ落ちた小さな紙片など、以前のベータ線計数法では難しかった試料の年代が測定できるようになった。また、測定時間が短くなり、多くのデータが効率良く得られるようになったことも、炭素14年代法の普及に貢献しているらしい。
続いて、考古学界を騒がせることになった“衝撃の新年代発表”を取り上げた当時の新聞記事を紹介しますが、
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- posted by nandeyanen at : 2009年02月20日 | コメント (3件)| トラックバック (0)