2010年07月23日
集団を超えた、共認原理に基づく婚姻体制って過去にあるの?1~はじめに~
読者から、「紹介される未開部族の婚姻形態のほとんどが一集団内のシステムに過ぎない。集団を超えた、共認原理に基づく婚姻体制って過去にあるんでしょうか!?」との声が寄せられたので(ありがとうございます♪)、この問題にシリーズで取り組みたいと思います。
まずは“集団”をどのレベルで捉えるかが問題になりますが、一般に未開部族は、
①部族=地域集団で、いくつかの氏族が祭祀・呪術などを通して統合されている
②氏族=親族集団で、共通の祖先観念・系譜観念をもつ
③出自集団=氏族の分節(リネージとよばれるのは父系や母系といった単系の出自集団)で、複数の出自集団が集まって集落(居住集団)を形成する
の3段階の集団で構成されるとされています。
応援よろしく
- posted by okatti at : 2010年07月23日 | コメント (1件)| トラックバック (0)