2010年08月13日
集団を超えた、共認原理に基づく婚姻体制って過去にあるの?4 ~インセスト禁忌とは~
「互酬原理について」に引き続いて、シリーズ第4回目です。今回はレヴィ・ストロースの著書「親族の構造」から、インセスト禁忌(きんき)についてお送りします☆
インセスト禁忌?あまり、聞きなれない言葉ですね。
では、インセストタブーと言われたらどうでしょう?
「近親相姦のタブー!」
そうですね。一般的にはそう解釈されています。ところが、ところがです!レヴィ・ストロースは、このインセストタブーなる用語を、実はその著書(その自身の論理の中)では用いていないのです。
「え~?」
では、レヴィ・ストロースが、あえてインセストタブーではなく、「インセスト禁忌」としたその理由、彼の唱える婚姻の構造ついて迫ってみたいと思います。
応援よろしくお願いします
- posted by kasahara at : 2010年08月13日 | コメント (4件)| トラックバック (0)