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2006年10月24日

牧畜の始まりを探索する。

 人類の牧畜はいつどこで始まったのか。約一万年前、西アジアの三日月地帯が有力のようです。その時代の様子を 「森 m221 と人 Very Happy地球史」から紹介します m146 。そして、その理由は豊かな穀物と家畜(になる予定の草食動物)だけのの存在だけだったのか・・・・・・・・・・・・。


m221 「森と人の地球史」 m221 -第4章-からの抜粋

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 ただ多くの草食動物の中からわずか十指に余る程度の飼い慣らすことの出来るメジャーあるいはマイナーな種を見付け、それを馴致させるまでには、蹴られ、突かれ、噛まれ、逃げられながら、一体どのくらいの試行錯誤と時間を費やしたことだろう。結果としてだが、こうして選ばれたわずかな種を除いて、多くの種はヒトに飼い慣らされることを拒んできたことになる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 ジャレド・ダイアモンドは、「肥沃の三日月地帯」に似た地中海性気候は、南北アメリカ・アフリカ・オーストラリアにも存在するのだが、どうしてユーラシア大陸にだけ大きな文明が発生したかについて、「動植物や文明の伝播は、同緯度という水平には伝わりやすいが、南北への伝播は困難であった」からだという。
 
 その理由として、南北への伝播は気温や気候の差が障害になることをいっているのだが、筆者の仮説はもっと単純であって、なぜかこのユーラシア大陸だけにメジャーな家畜と(ラマを除く)マイナーな家畜のすべてが生息していたことと、栄養と保存性に優れた一年草イネ科の穀物、コムギ・オオムギ・エンバク(燕麦)・ライムギ・コメ・アワ(粟)・ヒエ(稗)・キビ(黍)・コウリャン(高粱)という穀物が実り、さらにマメ類・イモ類などの豊富な種にも恵まれていたからである。だからこそヒトの文明はこの地で大きく花開くことになったのである。
 
 アメリカという新大陸には、家畜として(ラクダ科)のラマとその亜種、それにイネ科のトウモロコシ(玉蜀黍)に、ナス科のジャガイモ(バレイショ=馬鈴薯)・ヒルガオ科のサツマイモ(薩摩芋/甘藷)それにトウダイグサ科のキャッサバという、イモ類くらいが挙げられるにすぎないし、アフリカではそのほとんどが存在しなかったからである。

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 穀物にしても、メジャーであれマイナーあれ家畜になる宿命だった草食動物達にしても、この地に多く生息していたということ。当たり前!といえば当たり前ですが、きっと温暖で肥沃な地は動植物の生息はもちろん、人類にとっても他の地に較べれば暮らしやすい気候風土だったのではないでしょうか。 Very Happy

 当然、人類の家畜になることを拒否した猛獣も集まってきたことでしょう。しかし、遡ること1万5千年前、人類は強力な武器である弓矢を発明し、強力な防衛力を得ていました。その結果、人類にとって敵である猛獣は周辺地域から徐々に排除されたに違い有りません。ですから、牧畜の開始は対象となった草食動物の存在もさることながら、弓矢によって実現した防衛力による縄張り確保が牧畜を可能にした理由だったと思われます。 m043

  

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定住定牧から遊牧へ from 岩井裕介

※『ムギとヒツジの考古学』藤井純夫著(2001年 同成社) より引用・要約。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●定住...

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