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2006年10月11日

2006年10月11日

『男性社会の遊牧』と『女性社会の採集』

森と人の地球史』というサイトで表題のような比較をしていました。妙に納得してしまったので紹介します。

      ◆遊牧部族◆             ◇採集部族◇

      移動する生活               定住生活

   動物性蛋白質を主食          植物性炭水化物を主食

  強者が弱者を捕食する            群で行動する
「肉食動物的攻撃性向」         「草食動物的協調性向」

従的な採集には女性や子供が参加   従的な狩猟や漁撈に男が参加                         の「父系家族制度」             の「母系家族制度」

 「交易や戦いという足の文化」        「モノ造りという手の文化」

  移動の指標となる星に収束       草花の生長を願う太陽に収束

こうした違いにより、前者は必然的に猛々しい唯一の「人格神」を生み、後者は多彩で温和な「自然神」を持ち続けるのだそうだ。


両者を分かつのは自然環境の違いだったのだろう。自然外圧による生活様式の違いから、男女の役割分担の違いを経て全く違う思考パターンになってゆく辺りは何だかリアルに想像できてしまう。

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