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2007年08月28日

東洋と西洋 ~ 農村の違い「初夜権」とか

 日本の農村においては、士農工商の身分制度の中にあっても夜這い婚や様々な共同作業(水路管理、祭り)を通してある程度村落共同体としての独立性が保たれていました。
 これに対して、西洋の農村では荘園領主による農奴の囲い込みが行われていました。農奴は奴隷とは異なり私有財産は認められていましたが、その行動はかなり制限されていたもののようです。
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【農奴 のうど】
中世ヨーロッパの封建社会で,領主から貸しあたえられた土地を耕作した農民。移動の自由がなく,領主のために一定日数労働する義務,結婚・死亡・パン焼きかまどにまで税をはらう義務があり,土地とともに売買された。しかし,家畜や労働手段をもち,家族をやしない財産を子にのこすなど,古代の奴隷とは異なる。(http://db.gakken.co.jp/jiten/na/407380.htm)
 農村の生活に必要な水車小屋(粉引き)やパン焼きかまどは領主の所有物であり、それを使用するには税金が必要という理屈です。それだけでなく結婚・死亡に際しても税が徴収されました。
 
 結婚に対して税が徴収されるのは「初夜権」(領地内の娘が結婚する時は結婚の初夜は領主が権利を持つ。)が存在するからです。メルギブソン主演の「ブレイブ・ハート」にもそんなシーンが出てきます。それがイヤなら権利を買い取れ(税金を払え)ということですね。
 夜這い婚が成立していた日本の農村からは決して出てこない発想です。
 また、死亡した時に税がかかるだけでなく、生きている間は売買も可能で借金の抵当に入れることも出来ました。これもロシアの作家ゴーゴリが「死せる魂」という小説にしています。
 ちなみにこんな話↓↓↓
 農奴は家畜と同じように売買でき、抵当に入れることも法律で許可されていた。ところが、人口調査は数年に一度しか行われないので、その間に農奴が死ぬと、戸籍上は生きていることになる。チチコフという中年男が、このような状況を利用して死んだ農奴を買い集め、戸籍上は生きている何百人もの農奴を抵当に入れて金を借り、踏み倒そうとするが…。(http://officesonomama.cocolog-nifty.com/officesonomama/cat1725622/index.html)
 まさに生き死にまでが市場に組み込まれた状態。
 略奪闘争が玉突き的に発生し、集団がバラバラの個人に解体された西洋と母系集団が残存した東洋(日本)。同じ農村でもずいぶんと中身は違っているようです。

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comments

井沢元彦氏によると、韓国や中国など儒教の国では、官僚の地位が高いため、あるていど成功すると、子供を官僚にしたがるので、家業が続かない構造があるそうです。
 

  • tama
  • 2007年10月13日 22:00

tamaさん、コメントありがとうございます。
日本人にとって、仕事=労働とは、単なる金儲けの手段ではないのだと思います。
仕事を通じて、期待に応え、それを活力としてきた日本人。
労働を罪悪と考える人たちには、得体のしれない民族と映るのかもしれませんね。

  • naoto
  • 2007年10月14日 21:49

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