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2008年01月17日

女の晴れ舞台:田植え(平安~現代)

m180 m103 平安時代は、 m146 田植え m147 は女の晴れ舞台だったらしい Shocked

『あやしき様したる女ども 黒い掻練(かいねり)着せて

 白粉といふもの塗りつけて 鬘(かつら)させ 

 笠ささせて 足駄をはかせたり』   (栄華物語)

   *掻練(かいねり):絹を灰汁で軟らかくして織物にした暗紅色の着物のこと


『或る女どもの新しき折敷きの様なるものを笠に着て』 (枕草子)

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美しく装った乙女たちは、黒いきれいな絹の着物(かいねり)着て、まげを結い、おしろいで化粧し、編み笠をつけるなど 精一杯のおしゃれと着づくろいをして、足駄をはいて 田植えを楽しみ 豊作を神に祈った。

「一炊庵 」より

平安時代は、田植えは、女の晴れ舞台であったようです。神への奉納の意味があ祭りの位置付けであったようです。現在でも m033 「御田祭り」 m034 として、稲の実りから出産に繋げて面白い劇を交えた様々な祭りが全国各地に残っています。

大阪市住吉区の有名な住吉神社では毎年6月14日にある「御田植神事」、通称「御田(おんだ)」の神事は国の重要無形民族文化財となっている。 Shocked 厳かな神事を紹介します。 m141 着飾った女たち m141 が田植えの神事の主役です。
「住吉神社御田植神事」から資料はお借りしました。是非尋ねて見てください。

【由来】千七百六十余年の昔、神功皇后が大社を御鎮祭の後、長門国から植女を召して御供田を植えさせられたに始まるという。

植女は、旧社領の堺乳守に落ちついて代々奉仕した。植女は、後に乳守の遊女になったので、昔は、御田植の際には、遊女たちも実際には田にも入ったが、何時の頃からか替植女に苗を渡すに留まり、代りに田に入るのは、実際の農家の婦人等となった。

また、長門の国司から綿を奉った故事にちなんで、この御田植神事では。いたるところに草綿の造花を見ることが出来ます。この草綿の造花をいただくと「雷よけ」「魔よけ」になるといわれています。

神事の手順は
●第一本殿から御田への行列→ ●奉耕者の長が御神水を神田に舞台より、四方に注ぐ→●神楽女八人で、昔から伝わる田舞を、舞台上で舞います。

「八乙女の舞う田舞」です。
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八乙女の舞う田舞は、巫女のひとつで、奈良・平安時代の古い手振りをみることができる。 代々唄い継がれてきたこの田舞の歌ですが、本歌の後半は偶然にも、平安時代中期に清少納言によって残された「枕草子」に記載されいるらしい。

続いての神事が
●植女(うえめ)8人が替植女に苗を渡す。植女は、後に乳守の m023 遊女になったとの事で、「遊女」が登場。

明治維新の際、御田が中絶した時、新町廓が御供田を奉納した縁により、明治維新以来、植女は新町廓の m022 芸妓が奉仕するようになりました。大阪花街連盟の審査に選ばれたものがこれにあたる。花笠で顔を隠されておりますが、みなさんとってもきれい。

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m146 そしていよいよ田植え本番 m147
●替植女30人が植女より早苗を受け、実際に御田におりて植えつけをする。華やかな舞踊奉納のしたで行われる。
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その後も未だ神事は続きます。詳しくは「住吉神社御田植神事」をご覧ください。

m281 田植えが、「遊女」まで参加しての神事と成っています。
m282 そして今でも「大阪花街連盟」から選ばれた美人たちが主役の一翼を担っている。
m283 『或る女どもの新しき折敷きの様なるものを笠に着て』 (枕草子)の時代から、続いている、女のハレの場の田植えです。



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comments

田植えが女の晴れの舞台というのは、参加が認められる=一人前と扱われることの証ですね。
「結婚適齢期→一人前と認められた時」を裏付ける事例なのではないでしょうか。

  • 2008年01月18日 10:51

確かに、そうですね。

日本で多くの地方では、田植えは女性が主人公の事が多いようです。女性が集団で田植えをする姿は、男性からすると、性的な憧れの対象と見える事も多かったようです。

女性からすると、男性の視線を感じながらデビューするハレの場と言う意識も合ったのかもしれません。

そういう意味では、そのハレの場の「田植えへの参加」は、一人前の大人として集団の為に役割を担えると言う喜びと、性的なデビューという喜びを感じたのではないでしょうか。

  • koukei
  • 2008年01月29日 11:34
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