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2010年02月01日

遊牧部族の父系制社会から私有婚誕生までの歴史構造-まとめ

遊牧部族の父系制社会から私有婚誕生までの歴史構造シリーズは、
第1回<遊牧部族の父系制転換①>
第2回<遊牧部族の父系制転換②>
第3回<略奪闘争、同類殺し(=戦争)は本能には無い。鍵は集団の「共認内容」>
第4回<遊牧部族の父系制転換~略奪闘争まで、集団の共認内容の変貌>
第5回<私有婚家族の成立と土地の私有>
第6回<市場化に伴う婚姻制度の変化>
第7回<家庭とは何か?>
と、全7回に渡り、人類史における婚姻制度と社会状況の構造解明を行い、現在の婚姻制度【私有婚】の成立構造を解明してきました。
11/29なんでや劇場レポート(1)性欲が出てこないのはなんで?⇒秩序崩壊の不安と焦り>で、まとめられているように、現代の性欲の衰弱は世代を問わない深刻な問題であり、生物にとって異常事態と言っても過言ではない状態です。
社会秩序の崩壊⇒新秩序形成のためには、崩壊状況にある旧秩序の根底にある婚姻制度自体の歴史変遷における実態を、捉え直し考える事が必要であり、【私有婚】に至る構造認識を展開して参りました。今回は全7回に渡る投稿の、総集編としてポイントをまとめました。
新秩序形成に向けて、皆さんの思考の土台となれば幸いです。
では、続きに行く前に、応援よろしくお願いします。

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★母系制社会から父系制社会への大転換
第1回<遊牧部族の父系制転換①>では、母系制であった集団が、「遊牧」という生産様式への転換により父系制へと転換し、婚姻制度が変わっていく流れを押えました。
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★遊牧部族の父系制社会とは?
第2回<遊牧部族の父系制転換②>では、生産様式が遊牧に変わり、母系制から父系制へと転換した父系制社会を紹介しました。家畜を連れて小集団で独立して移動する過酷な生産様式で男たちの縄張り防衛力が重要となります。すると、集団の戦力を維持するために男残留する必要が生じます。そして、父系制(女が移籍)に転換すると、必然的に母系集団の中では安心基盤があった女は、父系集団の中で安心基盤を失い、女の不安が増大し、それに応えるかたちで自集団の蓄財意識が強くなり、次第に私益的色彩が強くなってゆく、までの流れを押えました。
★父系制転換による共認内容の変遷
第3回<略奪闘争、同類殺し(=戦争)は本能には無い。鍵は集団の「共認内容」>では、集団の「共認内容」によってはじめて本能に無い「同類殺し」が可能になることをチンパンジーのの事例から押えました。
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★略奪闘争の開始
第4回<遊牧部族の父系制転換~略奪闘争まで、集団の共認内容の変貌>では、父系制へ転換した遊牧部族が、共認内容も「集団私権意識」に染められていき、ついに集団の統合原理が、「力の原理」に転換し、自集団を「正当化する観念」が採用されていったこと。この自集団の正当化観念が強化されることで、他集団への否定視が可能になり、乾燥化を契機に掠奪闘争の引き金が引かれた構造を明らかにしました。
★私有婚家族の成立
第5回<私有婚家族の成立と土地の私有>では、古代イラン高原で始まった略奪闘争から私有家族が成立し、それを背景に土地が家族単位で私有されていく構造を展開しました。
★市場化と婚姻制度の変化
第6回<市場化に伴う婚姻制度の変化>では、市場化にともない、地縁・血縁集団であった【家】(=決定権は家父長)が、
個人が決定権を持つ【家庭】へと解体されていく過程
をみてきました。
★家庭は消費だけの無圧力空間となった
第7回<家庭とは何か?>では、、「家」とは私有財産を指し示し、所有者の最重要課題が「財産の相続」にあったことは間違いないようです。
★新秩序形成に向けた課題
①市場をどのように超えていくか?
(「食を含む必需品の生産と物流システムの構築」という視点と、「生産と消費の包摂」という視点)
②私有意識(つきつめれば自我)をどのように止揚するか?
③私有一対婚に代わる新たな婚姻制をどのように構築していくか?
***********************************
こうして狩猟部族・採取部族の母系制から遊牧部族の父系制社会への移行。遊牧部族の父系制社会から私有婚までの流れを見ると、【女の不全(安心基盤の喪失)】が私有婚への起点となっている事が見えてきます。そうすると新秩序形成に向けて【女の充足発(安心基盤の確保)】が、今後の今後の社会や婚姻制度を考える上で、重要であることが見えてくるように思います。
次回のシリーズでは、これからの婚姻制(男女関係)を探っていくため、縄文体質(=共同体的資質)を色濃く残す日本の婚姻史を追って見てみたいと思います。
どうぞお楽しみに!

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