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2011年08月14日

シリーズ「日本支配層の思想性と精神性」 第6回 ~中間まとめ~

みなさん、こんにちは 😀
「日本支配層の思想性と精神性」と言うタイトルでお送りしてきた、本シリーズですが、中間地点を迎えたので、ここで課題を整理して後半の議論に入っていきたいと思います。
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”神国”思想の起源?神功皇后
これまでの投稿は、以下を参照して下さい 😀
第1回 ~日本支配層と「神国日本」思想~
第2回 ~陸軍から信奉されていた「日月神示」~
第3回 ~日月神示と大本教の関係性~
第4回 ~大本と軍部とのつながり~
第5回 ~日月神示・アセンション、終末思想に向かうのはなんで?~
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本シリーズは、第一回の記事で記した、以下の問題意識に基づいてスタートしました。

例えば昨今の原発事故対応を巡る政治家・官僚・学者の対応を見ていても、「一体何を考えているのか」「尋常な神経を持っているとは思えない」ことばかりです。
それは太平洋戦争等においても同様で、誰の目から見ても明らかに負けると解っているような戦争をなぜ推進していったのか。政治家・官僚・学者と言った支配層は、明らかに庶民の感覚とずれた異常感覚・異常思考を持っていると言わざるを得ません 。
今回のシリーズでは、このような支配層の「思想性」「精神性」について明らかにして行きたいと考えています。

日本支配層の「思想性」「精神性」を分析する上で、まず注目したのは、日本独特とも言える「神国思想」でした。
神国思想と言えば、明治~太平洋戦争における大日本帝国を思い浮かべますが、近年でも森元首相や安部元首相等の発言に見られるように、いまだに統合階級・支配階級に根強い思想性です。
本シリーズ全体の課題・目的は、「神国思想」の分析を通じて、日本支配層の「思想性」「精神性」を明らかにしていくことです。
「神国思想」は、古くは日本書紀の中にも見いだすことが出来、その実態に迫る為には歴史分析が欠かせませんが、シリーズの前半では歴史分析から入るのではなく、まずは東日本大震災以降注目されベストセラーにもなっている「日月神示」と呼ばれる神示(神様からのお告げ)≒予言書に着目しました。
「日月神示」と言うのは昭和19年に、神典研究家で画家でもあった岡本天明によって降ろされた(=書かれた)神示(神様からのお告げ)でした。内容的には食のあり方や人の生き方に関する道を示したものが多いのですが、中には未来預言的な内容も多分に含まれています。、太平洋戦争の敗戦、バブルの崩壊、東日本大震災についても示されていたとされ、最大のものとしては、「三千世界の大洗濯」・「大峠」と呼ばれる大災厄・戦乱の預言が書かれています。これら未来預言的な内容の中で、日月神示は東日本大震災をも預言していたと言われ、それが理由で震災以降着目を集めたようです。
なお、この日月神事は実はオリジナルと言えるものではなく、シリーズを通して追求する中で、その内容は、明治初期に創設された「大本(教)」と言う神道系新興宗教の影響を多分に受けていることが解ってきました。実際、日月神示を降ろした岡本天明は元大本教信者であり、影響を受けていると言うよりも、殆どが大本教の教え・預言と内容が重なっています。
日月神示・大本教の詳細については、これまでの記事の中で記してきたので割愛しますが、最も重要なことは、これら一見信じがたいような預言が、明治・大正・昭和初期を通じて軍部の中で信奉されていたことです。
ここで繋がってくるのが「神国思想」を始めとする、日本支配層・統合階級の「思想性」「精神性」です。
大本教の「大本神諭」や「日月神示」には、共通して「日本には特別のしくみがしてある」と言う表現が登場し、日本と言う国土は神霊によって作られ、また護られている特別な土地であると言う認識体系が存在しています。
この認識体系は、「神国」思想と合致し、ある意味で日本神道の”神話”よりも解りやすくストレートな内容となっています。(日月神示の中には、「神国」と言う言葉がそのまま出てくる)。この為、”皇軍”として神国を護るべき存在であった軍部に受け入れられ、信奉されたものと考えられるのです。
見方を変えれば、軍部≒支配層にとって日本=神国と言う思想は極めて重要な意味を持っていたと言え、それが太平洋戦争を始めとする日本の戦争の歴史にも大きな影響を与えていたと考えられます。
以上がシリーズ前半の内容でした。
後半では「神国思想」と日本支配層の思想性・精神性の実態に迫るべく、歴史を遡って追究していきます。「神国思想」は一体いつから日本に存在したのか?どのような理由で生み出された観念なのか?日本支配層の歴史に踏み込みながら追究していく予定です。歴史を遡った上で、明治~昭和初期の国家神道について分析し、もう一度大本教や日月神示が持っていた意味についても追究してみようと思っています。
なお、「日月神示」は、先述したように東日本大震災と原発事故以降、注目を集め、驚くべきことにamazonのベストセラーにもなりました。そして日月神示の内容は、2012年に次元上昇(?)すると言うアセンション思想と結びつき、これから社会に起こるであろう大転換を預言している書物の一つとして、twitterでも多くのツィートがなされているようです。
この社会状況については、第5回の記事で分析を行いました。
東日本大震災以降の度重なる社会状況の変化、これまで経験したことのないような、先の見えない状況の中で、必至にどうなるか?を探している人々の意識が、預言書である「日月神示」やアセンション等の終末的思想へと収束しているのではないかと考えられます。
しかし、日月神示を始め、アセンション等の思想に収束しても「今後どうする?」の答えは見えてきません。先日の記事でも記したように、今必要なのは「今後どうする?」に応える思想、これまでの価値観や思想等が全く通用しなくった状況の中で、次代を切り開いていく「新しい思想」こそが求められています。
かつて、太平洋戦争の敗戦が濃厚となった日本の軍部の中では、「日月神示」へと収束するものが多数現れたと言います。
「日本は神の国である。特別のしくみがしてある」
「今後どうする?」の答えが見えない中で、支配層が収束したのは、古来より日本の支配層が依拠してきた、根拠のない「神国思想」でした。
結果として、当時の支配層は答えを出せず、日本は敗戦。その後もアメリカ支配、属国化と言う道を辿り、今に至っています。原発事故や今現在迫っている経済危機も、これらの歴史が招いた結果と言っても過言ではありません。
答えを出せない思想に収束して、同じ歴史を繰り返してはなりません。
社会が大きく変化している今こそ、「今後どうする?」に答えを出していく、全く新しい思想を生み出していく最大のチャンスなのです。
その為にも、このシリーズでは、これまで日本の支配層が依拠していきた思想の実態を徹底的に分析していきたいと考えています。
シリーズ後半第一回目となる次の記事では、「神国思想の歴史」について投稿する予定です。お楽しみに

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夜景の写真とっても綺麗ですね↑↑
稲妻もひかっていて、現代ではないみたいです♪(@_@;)

」店長は、トップクラスの贅沢品の生産過程で特殊処理を経て、これが後期のケアの難しさに、少しうっかり壊し革張りが。

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