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2008年8月25日

2008年08月25日

記紀にみる兄妹婚

日本では、庶民の間では、戦前頃まで「夜這い婚」が残っており、性に対しておおらかだったことが明らかにされています。
一方、支配階級は父系制で窮屈という印象が強いのですが、今回は、記紀から天皇族の婚姻を論及している論文を紹介させて頂きます。
塞の神における兄妹相姦についての記号論的考察より

兄妹相姦の物語は世界的に普遍的ではあるものの、深い罪悪感を伴い、そのおおむねは当事者の異常な死をもって結末する。
ところが、東南アジア地域にあってのみは、それが肯定的に、微笑ましさと好感をもって語られていることが知られる。
このような兄妹相姦肯定文化圏とでも云うべきものの範囲は、東南アジア全般を中心として、中国西南部、および沖縄・奄美の西南諸島を経て、我が国の本州にまで広がっているもののようである。
この範囲は、ちょうど水田稲作の文化圏とほぼ一致する。あるいは、中尾佐助氏が提唱した照葉樹林文化圏、もしくは、鳥越憲三郎氏の云う倭族の文化圏と重なっていると見ることもできよう。

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