2008年08月07日
日本婚姻史12 寄合婚~明治大正昭和~
日本の婚姻制度(明治以降)が時代を追って投稿される予定とのことで、参考のため日本婚姻史11 嫁取婚~室町安土桃山江戸~の続きをざくっと紹介します。いろんな角度からの豊富なレポートを期待しています。
一 寄合婚のめばえ
寄合婚というもの
寄合婚とは、母系型でも父系型でもなく、男女が平等な人格と権利をもって自由結合する個人型の一夫一婦制をいう。欧米ではすでに数世紀を経過した形態だが、日本では明治から萌芽が見られ、昭和憲法以来表面化の過程にある。
婿取式は氏族が保障し、嫁取式は家が保障し、寄合式は社会が保障することで結実するが、社会保障は欧米においてもいまだ完備にはほど遠い。
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- posted by okatti at : 2008年08月07日 | コメント (6件)| トラックバック (0)