2010年03月24日
日本語の成り立ち(文字編)8~ことばから文字へ~
日本語の成り立ち(文字編)シリーズ。前回は、古代中国の歴史を俯瞰しましたが、改めて甲骨文字が生まれた背景(時代状況を整理すると、
紀元前2000年代、夏族(かぞく)・殷族・周族などと、夷族(いぞく)・狄族(てきぞく)などが互い対立していき、紀元前2070年頃、中国初の王朝の「夏王朝」が建てられます。夏王朝は約400年あまり続いた後、紀元前1600年頃に「殷王朝」が始まります。殷王朝では、独自の神権政治と祭政一致の体制が敷かれます。鬼神を信仰し、軍事を強化し、青銅器を製作し、甲骨文字という文字体系が編み出されます。
殷墟の鳥瞰写真(画像引用元:拈花一笑)
★古代王朝が誕生すると、何故文字が発生するのか?
今回は、ことば(音声)から文字に転換する構造について扱ってみたいと思います。
- posted by matuhide at : 2010年03月24日 | コメント (3件)| トラックバック (0)