2011年06月07日
シリーズ「モンゴロイドの歴史」6~モンゴロイドが北方適応形質を獲得したのはいつか?~
シリーズ「モンゴロイドの歴史」6~モンゴロイドが北方適応形質を獲得したのはいつか?~
こんにちは。
我らモンゴロイドの歴史を紐解き、人類史におけるモンゴロイドの可能性の道を追う、シリーズ『モンゴロイドの歴史』。
これまでのシリーズの紹介は次のとおりです。
1.人類史を追求する意義と視点
2.人類の出アフリカとモンゴロイドの誕生
3.原モンゴロイドの北上
4.南方モンゴロイドの拡散
5.新しい北方適応モンゴロイド=新モンゴロイドの登場
前回の第5回では、ユーラシア大陸の南東部(スンダランド)に定住した南方モンゴロイドが、1.4万年前~6千年前の温暖期に拡散し、その中の一団が北へ移動し、新たな北方適応モンゴロイド=新モンゴロイドになったところまで見てきました。
ところで、北東ユーラシアへ進出した人類は新モンゴロイドが初めてではありません。これまでこのシリーズで見てきたように、新モンゴロイド以前にも、人類は北東ユーラシアへの進出を何度も試みています。
モンゴロイドの移動(クリックで拡大)
では、ここで問題です。
「体型はズングリ・ムックリ、顔は扁平」とされる新モンゴロイド的形質が形成されたのはいつなのでしょう?
古い北方モンゴロイド?それとも新モンゴロイド?
今日はこの難問に迫ります。
2010年年末に開催された「なんで屋劇場」で話し合われた内容にそって進めていきます。
いつものように応援をよろしくお願いします!
- posted by sachiare at : 2011年06月07日 | コメント (7件)| トラックバック (0)