2022年04月05日
ことばが生み出されるまでの道のり~未明課題と仮説ー2 ことばが生み出される契機
前記事につづき、ことばが生み出されるまでの過程での未明課題、追求ポイントを出し、考えるきっかけとしての仮説を挙げてみます。今回は、ことばが生み出される契機について考えてみます。
現在わたしたちが使っているようなことばが生み出されるのには重要なきっかけや目的意識のようなものがあったのでしょうか。
概念の発達は、多様な音声を発することができて初めて可能になりました。それは、鼻腔、口腔、喉の構造、姿勢や骨格の変化、さらにそれがDNAに刻印される必要があるので、それと連動して、数百万年という長い時間がかかったと思われます。その結果、ことばを使うことで思考や共有できる内容の幅が広がり、今起きていない災害などの危険な事象や住処を移動するときなど、未知課題への適用が可能になったと考えられます。
つまり、なにかをことばにしたくて、ことばをつくり出したというより、だんだん複雑で、高度な表現ができるようになっていったと考えます。
- posted by kumana at : 2022年04月05日 | コメント (0件)| トラックバック (0)