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2008年12月13日

初期人類は骨を食べていた!vol.13(直立二足歩行に関する仮説紹介-2)

vol.12(直立二足歩行に関する仮説紹介-1)に引き続き、直立二足歩行の謎 における様々な学者の仮説を、島泰三さんの著書『親指はなぜ太いのか』より紹介させて頂こう思います。
vol.12に、まりもさんがコメントを入れて頂いてるように様に、各学者とも自論に対して、それに反する事実や説明できない事実がでてきたときに、それを柔軟に組み替え仮設を立て直そうとする行為が見受けられません。
何故、学者は一度世に出した説を、固定し固執するのでしょう
それでは、<直立二足歩行に関する仮説-2>を、お楽しみください。
下のぽちっとして、500万年前の人類の世界へ Let’s Go! してください。
では、いってらっしゃいませ。  

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■ゴードン・ヒューズ「食物運搬仮説」
アメリカ人の人類学者ヒューズの仮説は、「人類の祖先は新たな獲得した新しい食物を運ばなくてはならなかったが、それは直立二足歩行によって可能になった 」と、大論文をまとめています。
彼の仮説に、今なお一定の評価を与えられているのは、初期人類のニッチを、そして主食と人類の形、とくに肉食に適しない歯の形の矛盾を解明しようとしている点にあるようです。
ヒューズはまず、こう述べています。
「実にダーウィン以来、“手を自由にすること”が人類が直立した原因だといわれてきた。しかし、彼らは軽い棒を運ぶことの難しさを誇張しすぎている。それは直立二足歩行でなければできないことではない。類人猿は三本足ででも、口にくわえてでも、棒を長い距離、疲れずに運べるのである。しかも道具を使用するとき、ほとんどっ座って使うことが多いことをわかっていない。」と、武器使用仮説を批判したうえで、食物運搬仮説を提議しています。
彼の独創的な見解はこうです。
「それは、霊長類の歯 が、肉の固い腱や骨を砕くようにできていないからである。」
彼はブタオザルを使って、牛の肉を食べさせてみました。ブタオザルは生肉を食べてしまうまでに、8~10時間もかかったと言っています。この事実から、霊長類が肉を食べるためには時間がかかるので、危険が多いその場にとどまるよりも、安全な他の場所に食べ物を運ぶ方が良いと、ヒューズは考えたのです。
こうして、初期人類が開けた場所で肉食したとすれば、安全は場所への食物を運ぶ事が必要で、このために二足歩行が始まったと考えたのです。
1961年にこの仮説が発表された後に、チンパンジーやアカゲザルやニホンザルで、食物を二足歩行で歩いて運ぶことが観察され、ヒューズは食物運搬仮説が証明されたと考えました。
しかし、島さんはこの仮説には、難点があると考えておられます
難点①
サルが二足歩行 で食物を運ぶのは特殊な例外。島さんは幸島のニホンザルを例に説明されていますが、人がありあまる餌を撒くというごく特殊な人為的な状態でおこることにすぎないと。サルにとって食物を運ぶもっとも単純な方法は、口にくわえることである。
四足の動物は、わざわざ両手で食物を運ぶ必要はない。ニホンザルは食物をまずほお袋に入れて運ぶ。次に口にくわえて運ぶ。さらに片手で運ぶ。両手で運ぶのは、食物が片手にあまる大きなもので、短距離に限られる。
難点②
運搬方法では、「初期人類は草原で肉を食べる」と仮定するが、そのどこにも二足歩行でなければならない条件はない 草原は危ないので安全なところで肉を食べるために運搬する、と条件をつけている。そこではじめて運搬仮説が成立する。しかし、そのために二足歩行である必要はない。肉は口にくわえて運べばよい。
難点③
肉食をはじめて400万年以上ときがたっても、人類は肉食に適した歯になっていないのは、なぜか
ヒューズは人類を他の動物たちとはまったく別のもののように考えているが、食物という動物の形に影響を及ぼす重大な要因をあまりに軽く見すぎている。人類の歯 は肉食に適していない歯だが、「人類だけが特別なのだ」という奇妙な考えが通用しているのである。
に向かない食物を食べて無理をする動物は決して生きてゆけない。動物の生活について真理といえることがあるなら、動物の体は無理なく生活できるようにうまくできている、ということくらいである。「無理ができた」というような事は、夢想家の書斎の中でしか成立しない
***********************************
仮説とは予言であり、予言ののちに実証されることこそ仮説提示者の喜びである
1961年にヒューズが仮説を発表した後に、チンパンジーやアカゲザルやニホンザルが、食物を二足歩行で歩いて運ぶ事が観測された時、ヒューズは狂喜 :P にふるえたようです。
しかし、ヒューズは初期人類の食物を、肉食と固定しすぎていたようです。
次回は、日本の学者、渡辺仁さんの堀棒・穴猟仮説を紹介したいと思います。
・・・つづく

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結婚を新聞で公示する義務があるとは、それだけ一対婚規範が厳しいということなのでしょうか?それなら性は衰弱してゆきそうなのに、セックスの頻度・満足度が高いのは何で??
昔の日本のように、男女の役割や規範に対する期待が色濃く残っているということなのでしょうか?今後の日本にも何かヒントがあるかも!?
さらなる追求をお待ちしてま~す☆☆

  • まりも☆
  • 2009年3月5日 20:29

セックス頻度・満足度No1の国ギリシャ、日本は逆にセックス頻度・満足度はかなり低い国として以前紹介されていたように記憶していますが、ギリシャのセックス頻度・満足度が高い要因が今ひとつよくわかりません。
男女間の収束力の強さをもっと具体的に分析していただけるとありがたいです。

  • マニマック
  • 2009年3月5日 21:42

コメントありがとうございます。
まりも☆さん
>男女の役割や規範に対する期待が色濃く残っているということなのでしょうか?<
「家族ぐるみで盛大に祝う儀式」、「結婚に公的性格が強い」などより、ギリシャでは結婚が個人課題よりも集団(家族・親族)課題として意識されていることが伺えます。(結婚に対して集団からの期待圧力・規範圧力が働いていることは間違いないようです。)
だとしたら、個人よりも集団に収束するのは何でなのか?日本の昔(貧困消滅の前)と何か共通するものはあるのか?追求していきたいと思います。
マニマックさん
>男女間の収束力の強さをもっと具体的に分析していただけるとありがたいです。<
男女間の収束力の強さの背景には、男女役割規範(性規範)への収束の強さがあるのではないかと考えられます。具体的に検証していきたと思います。
セックス頻度・満足度No1の国ギリシャ、奥が深そうです。さらに追求していきたいと思います。

  • echo
  • 2009年3月7日 20:02

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