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2009年05月12日

エスキモー族(イヌイット)の性について

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画像は、こちらからお借りしました。
最近まで純粋な狩猟部族として存在した8000年以上の歴史をもつエスキモー(イヌイット)について、るいネットより紹介します。

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エスキモー族は、インディアンのうちでは一番後にアメリカに到着し、その文化は、シベリアからグリーンランドまでもの広がりを持っていたとされる。
エスキモー族には、(インディアン系では希有で)種族全体を統一する組織がなかった。あったのはクジラ漁をしたり、トナカイの狩りをしたりする時に作られる、共同作業の集団であった。このような経済活動に基礎を置く集団は、どれに属してはならないというような規則はなく、個人の自由が大幅に認められていた。内陸でトナカイをおっていた者が、海岸の集団に移ることもあり、その逆もあった。(青木晴夫著 『アメリカ・インディアン』)
 彼等の中で、権力者と呼ばれる者の尺度は女性で決まっていた。つまり、女性を通じて人を動かす影響力を持っている者がそれに値した。その背景には、社会での力関係の拡張=自己勢力圏の拡大の意図があり、結婚を味方の増加目的とするものがあった。また、結婚は一夫一妻とは限らず、一夫多妻も多夫一妻もあった。若い男女がセックスの関係を結び、お互いに充足した時に結婚が成り立つとされた。(しかし、子どもができるまでは正式に決まったものとは考えられなかった。)そして、二人の間に不和が生じたときは、簡単に離婚は成立した。時として若い男の妻を、年上の男が盗むことがあった。このような場合、妻を取りかえす為には、親族の応援による力関係の逆転が必要で、これが不可能の時、妻は年上の男の第二もしくは第三の妻となってとどまった。また、更年期がすぎると、女は魔法を使うことができると信じられていて、その力で熟女が若男を夫にすることができた。この夫が、後に別の女と結婚して、一夫二妻になることもあるが、一家の力(労働力)を増加することになる為、一番目の妻は反対することはない。
 セックスについての彼等の見解は、実にあけっぴろであったという。子どもに隠れて性行為をすることも、子どもがセックスについていろいろと実験をするのを止めることもなく、純潔を尊重する習慣もなかった。少女が妊娠しても、その相手である可能性のある男性数名全員が、結婚を承諾するのが普通であった。お腹が大きくなったということ、子どもが産めるということを実証したことになり、歓迎されたのである。
 上記より、エスキモー族は経済活動を基礎にした組織体制であったといえる。そして、彼等にとって結婚とは、愛や恋とは無関係のものであった。女は、狩りに出て獲物をとり、舟を作り、犬の世話をする男を必要とし、男は、皮をなめし、肉を貯蔵し、炊事をし、衣服を作る女を必要とした。男と女は、担当する仕事の種類こそ異なれ、同様に働く意義は家族の充足にあった。 エスキモー族の風習

☆参考投稿
狩猟民族「エスキモー」の社会(1)
狩猟民族「エスキモー」の社会(2)~婚姻形態

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comments

大変興味深い記事ですね。
引用されている琉球大学の指摘は、非常に的を得ていると思います。
日本人の縄文気質には、集団を前提とした婚姻規範も含まれているように思えてきました。

  • hayabusa
  • 2009年8月7日 13:07

>実際、日本において欧米よりも離婚率が低いのは、日本の家族には、情緒性よりももっと重要な基礎があることの証左ではないだろうか
『情緒性よりももっと重要な基礎』って、どんなことなんでしょうか?
興味があります♪
子どもを産むため(女性として成熟した体で、健康的に)に、結婚は早めの方がいいのかなとも思いますが、でもなかなか・・・
私の職場の独身女性は
・ライフスタイルを変えたくない
・自分の給料で生活はしていけるから、そんなに結婚の必要性を感じない(でも、いつかはしたい)
・結婚後に「こんな男だったなんて・・・」と思ってしまうような人と一緒になるくらいなら、結婚しない方がいい
などなど、言っている人がチラホラ
どうなんでしょうね~??

  • ふぇりちゃん
  • 2009年8月8日 11:03

hayabusa 様
>日本人の縄文気質には、集団を前提とした婚姻規範も含まれているように思えてきました。
 確かに、集団を前提とした婚姻規範のようなもの下敷きに婚姻関係が結ばれるなら、結婚は家と家との繋がりが第一義になってきます。そうであるなら結婚に恋愛感情のあるなしはさほど重要にならないのかも知れません。
ふぇりちゃん 様
>『情緒性よりももっと重要な基礎』って、どんなことなんでしょうか?
hayabusa 様のコメントにあるように、『集団を前提とした婚姻規範』のようなものではないでしょうか。
 それが、戦後急速に広まった恋愛結婚によって夫婦がお互いの家族(集団)の課題(期待?)を捨象して、恋愛感情だけの繋がりになってしまった。だから離婚も増えていったと。
 最近の若者はそれを見ているから、「恋愛感情だけで結婚まで行くのはしんどいな。」と思っているのかも知れません。逆に「でき婚」のように具体的な課題(子育て)ができるとスパッと結婚したりもしますが。

  • kato
  • 2009年8月11日 03:18

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