2009年05月14日
三ルート渡来説
モンゴロイドの成立、北方起源説に続いて、三ルート渡来説を紹介します。
ところで、人類学における遺伝学的な研究は、1960年代のタンパク質の多型解析などの生化学的な分析からスタートし、70年代後半からDNAレベルでの解析に移行しました。構造が比較的単純で塩基の数も遺伝子数も少ないミトコンドリアDNA解析が80年代からはじまり、それよりかなり長大なY染色体の研究は遅れ、ようやく世界各地の人が持っている変異の全貌が明らかになりつつあるところです。
ここではもっとも古典的なタンパク質の多型解析の成果から紹介します。
尾本恵市著『分子人類学と日本人の起源』(1996年)より。
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- posted by okatti at : 2009年05月14日 | コメント (5件)| トラックバック (0)