2009年05月18日
日本人形成のシナリオ【叩き台】紹介
日本列島からは、縄文時代(約15,400年前~)よりも古い旧石器時代の人骨は少ししか発見されていないそうです。しかも、そのほとんどが断片的なもので、かつ、未だに年代や形態が本当に旧石器時代人のものかどうか?疑われているものも含まれているそうです。
(本州では「明石原人」と呼ばれる人骨も見つかっていますが、原人かどうか?ハッキリする前に戦禍で失われたそうです。)
当ブログで追求中の“縄文人の祖先”としては、沖縄で発見された『港川人』と呼ばれる人骨(約2万年前)が最も有力な候補だそうですが、これにも異論があるようです。
港川人は『縄文人≒南方起源説』の根拠になっているようですが、彼らと縄文人のつながりについても確かでないというのでは、定説に成り得てないようですね。
いずれにしろ“日本人の形成過程”については、学界あげて「再構築を要する課題」ということで、以前に紹介した人類学界の最新研究プロジェクト『更新世から縄文・弥生期にかけての日本人の変遷に関する総合的研究』も動いているようです。
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- posted by nandeyanen at : 2009年05月18日 | コメント (6件)| トラックバック (0)