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2010年06月22日

シリーズ「私婚関係から私権の共認へ-Vol.2」 ~実現論 第二部:私権時代より-③~

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シリーズ3回目です。今回も実現論を紹介しながら、略奪闘争⇒私権統合国家の流れとその根底的な原因でもある「女の共認回路」の構造を紹介していきます。
尚、前回までの記事は、
~実現論 第二部:私権時代より-①~
~実現論 第二部:私権時代より-②~
です。
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略奪闘争発生原因は前回の記事でも紹介しましたが、その後、人類は観念機能を使って、超肥大集団を形成していきます。
実現論 第二部:私 権 時 代 イ.人類の同類闘争=性闘争から掠奪闘争へより

 掠奪闘争は、部族から部族へと玉突き的に拡がり、勝ち抜き戦を通じて、次第により強大な武装集団の下に統合されてゆく。こうして、数百年に及ぶ掠奪闘争の結果、ほぼ全ての本源集団が破壊されて終った。元々、モグラの性闘争とサルの同類闘争は、性闘争=縄張り闘争の本能上でつながっていたが、性闘争の禁を破った人類も、本源集団を破壊し本源共認を解体してしまったことによって、いったんモグラ→サルと同じ本能レベルに後退し、性闘争を皮切りに同類闘争=掠奪闘争を繰り広げた事になる。  
ranhiro_1799272173.jpg  

 しかし、人類の同類闘争は、サルのそれとは全く異なる位相へと、人類を導いてゆく。サルは表情や身振りによって共認しているので、互いが見える集団内部でしか共認を形成することができない。それに対して、人類は観念共認(観念機能共認機能)によって集団を超えた共認を形成することが出来る。人類はバラバラにされた個体の私権闘争(その根源は性闘争)を、私権の共認に基づく私権の強制圧力によって統合し、観念共認による超肥大集団=私権統合国家を形成した。その点が、モグラやサルと違う点である。だが滅亡の危機を前にした今、それが人類の進むべき正しい道であったかどうかは、改めて根底から問い直されなければならないだろう。とりわけ、開けてはならないパンドラの箱を開けて性闘争を顕現させ、本源集団を破壊した性的自我については、充分に解明し総括しておく必要がある。

 現代の国家もこの時代の延長線上にあります。私達は、国家の全貌など目で見る事は出来ません。「日本」という国家も観念上で存在すると捉えているに過ぎません。
元々、目で見て把握できる集団規模を遙かに超えた超肥大集団=国家は略奪闘争に勝利するために生まれています。私権の共認に基づく私権の強制圧力によって統合した国家であれば、現代まで戦争が無くならないのも当然と言えば当然です。
そして、その根源にある性的自我はどのように発現するのでしょうか?
さらに掘り下げたいと思います。再び、
実現論 第二部:私 権 時 代 イ.人類の同類闘争=性闘争から掠奪闘争へ より

 存在理由欠損を原点とする女の共認回路は、外圧が強く従って集団収束力が強い時には依存収束を強め、首雄や仲間の期待(=集団の役割規範)に応望収束して、集団の期待=役割に応えるイイ女を作り出す。女の性機能は、真猿以来その様にして形成されてきたものであり、またこの応望収束の強さこそが、順応性や肯定性という、男には無い女の秀れた資質を生み出してきた。要するに、この様に役割規範に応望収束すれば、女は菩薩となる。しかし、同じ女が集団否定に自我収束すれば悪魔となる。外圧→集団収束力が低下すると規範収束が弱まり、自我収束が強くなってゆく。そして、何かの契機で性的存在理由が充足されなくなると、性的存在理由欠乏の全てが自我に収束し、性的自我の塊と化して規範破りの私的な男女関係を構築し、集団を破壊してゆく。集団圧力や闘争圧力や規範圧力に対する反or 破をエネルギー源とするこの性的自我こそ、私権時代に固有の女の魔性の正体であり、それは(単に一人の男を破滅させるだけではなく)集団や部族や国家を破滅に導く、滅亡の元凶ともなる。

 はい、恐いです。外圧が強く⇒従って集団収束力が強い時には依存収束を強め⇒首雄や仲間の期待に応える女の応望性は、集団内部の活力の源です。
しかし、性的自我の塊となると一気に破壊の方向に進みます。もちろんそれは、婚姻形態と連動しています。
現代の先進国共通の一対婚は、核家族化し、集団から切り離され、家庭内には集団としての期待もなく、ほぼ無圧力状態です。このような状態でうまく行くわけはありません。
では、今後どのような婚姻形態が望ましい形なのでしょうか。次代のために集団形態、婚姻形態等、歴史を遡り追求するのがこの「知られざる人類婚姻史と共同体社会」ブログのテーマです。

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