2010年04月20日
日本語の成り立ち(文字編)9~ト辞と殷王朝の風土・文化的背景~
日本語の成り立ち(文字編)8~ことばから文字へ~において、
>文字はもと神と交渉し、神をあらわすためのものであった。そしてそれは同時に、神の代位者である王の権威の確立を助けるものであった。
とあり、
日本語の成り立ち(文字編)7~漢字の起源~では、
>文字(漢字)の起源は殷代における甲骨文字にある。
とあるので、
本稿では続いて、甲骨文字が作られた目的、つまり貞ト(ていぼく:うらない)および王の権威付けの在りようを紹介し、殷王朝の風土的・文化的背景を明らかにしたいと思います。
右図は、殷武丁期刻辞牛肩胛骨。東京大学総合研究博物館よりお借りしました。
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- posted by okatti at : 2010年04月20日 | コメント (8件)| トラックバック (0)