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2010年03月09日

「共認運動の実現構造とネットの可能性 」その⑤~チンケな運動(要求運動の終焉)~

前回までの記事:
m162 「共認運動の実現構造とネットの可能性」その① ~社会制度の最基底部の「婚姻」を議論できる場が無い~
m162 「共認運動の実現構造とネットの可能性」その② ~ネットにおけるツールの進化~
m162 「共認運動の実現構造とネットの可能性」その③ ~潜在思念は、ネットに収束するか?~
m162 「共認運動の実現構造とネットの可能性」その④ ~変革課題VS逃避解脱~

に引き続き、今回も「共認革命シリーズ」(9年前!! Shocked )から紹介します。

シリーズ5回目の今回は、「共認革命6 チンケな運動(要求運動の終焉)」を紹介しながら、要求運動の現在について見ていきたいと思います。

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つい10年ほど前までは、かろうじて労資間闘争を目にすることがありましたが、今ではその活力は私権の衰弱と共に衰退してしまいました。
また、「ウーマンリブ」をはじめとする女性運動も同じです。
当時、女の商品化(奴隷化?)の反発から「女性にも私権獲得の機会を!」とする運動は、自由・平等などの観念に相まって賛同者を獲得していきました。

しかし、これらの運動の「今」はどうでしょう?
まず労働組合ですが、組合の組織率は年々低下( m118 下のグラフ)しています。
多くの人は私権獲得よりも仕事での安定や充足を求め、就労前のアンケートでは「生きていく上で最低限の賃金でいい」という意識が登場するにまで変化してきました。

厚生労働省より

女性運動も、女性主導という色彩は薄まり「男女共同○○」の様に変化してきました。
女性単独という意識が薄れ、「共同」という互いに意見し合う・尊重するという傾向となりました。

そんな中で、旧態然として権利の獲得を声高に叫んでいる「組合活動」「女性運動」に対する違和感になっているのだと思います。

この意識潮流の構造が、分かり易く書かれた記事がありますので紹介します。
共認革命6 チンケな運動(要求運動の終焉)

社会的な問題意識の高い人々の中には、環境その他のサークルで活動している人も多い。しかし、どのサークルも参加者は少なく、ネットワーク化も進んでいない。従って、それらの活動が大きな運動に盛り上がってゆく感じがしない。何より、それらの活動の集積が社会を変えていくとは思えない。だから、普通の人は参加する気になれない。
この悪循環の根は、古い運動(論)のパラダイムにある。 ´70年、貧困が消滅した途端に、思想は輝きを失い、無思想・無関心が蔓延していった。思想の終焉である。そして、思想の終焉と共に、運動は閉塞していった(ex.´70年以降の社・共の凋落は、誰の目にも明らか)。 その原因が、豊かさ追求(貧困からの脱出)と、それを正当化した近代思想(自由・個人・人権)と、それに導かれた要求運動というパラダイム全体の終焉であることは明らかである。ところが、今なお多くの運動が、とっくに輝きを失った近代思想に依拠し続けている。それでは、誰も(ごく一部の人しか)「運動」に参加してこないのも当然だろう。
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もともとこの社会(市場社会)は、近代思想(恋愛・自由・個人・人権etc)に導かれて成長してきた。その同じ思想に立脚して、体制を転換させることなど出来る訳がない。にも拘らず、(新しい思想を構築しようとはしないで)「運動」を存続させようとすれば、身近で具体的な運動目標を結集軸にするしかなく、(もともとが体制と同じ思想に立脚しているので)身近な運動目標に埋没すればするほど体制に絡め取られて、体制の補完物になってゆく。
つまり、各運動団体は、今や夫々に体制の部分部分の穴埋め補修の役割を担うことによってかろうじて存続しているだけなので、自分たちの運動を統合するネットワークさえ形成できないのである。これでは、全国民的な運動NWに発展してゆける訳がない。 注:この点は、新しい運動である筈の、環境運動も同じである。 云うまでもなく環境破壊・肉体破壊の原因は、市場拡大にある。にも拘らず、市場拡大を推進してきた旧思想に代る新理論を構築できず、当の旧思想に依拠したままなので市場の補完運動に堕し(それではごく一部の人しか参加しないので)、環境運動のNW化さえ出来ないでいる。
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右肩上がり m135 の成長期では「反」の運動や活動は成果を上げることができ、存在意義もあったといえます。
しかし、市場が縮小過程に入った今、私権の衰弱と共にその存在自体が無意味になってしまったのです。

先にも書いたように、多くの人は私権獲得よりも仕事での安定や充足を求めている事はだれの目にも明らかです。

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