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2010年04月07日

本格追求シリーズ2 世界婚姻史の構造解明(その1) プロローグ

みなさん、こんにちは。
当ブログは、ブログ名の通り、共同体社会の社会構造や婚姻様式について追求してきました。
中でも、婚姻を巡る社会構造の歴史的変化=「人類婚姻史」に関しては、るいネットと共に、仮説を組み立てながら、史的構造を解明すべく本格的に追求してきました。
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画像はこちらから頂きました
今回、新しくスタートする新シリーズ「本格追求シリーズ2 世界婚姻史の構造解明(その1)」では、これまで追求してきた、婚姻史の内容を整理、構造化していきたいと考えています。
中身に入る前に、応援の一押しお願い致します

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婚姻の歴史や、社会構造について分析する「婚姻論」は、学術的には文化人類学とか社会人類学の範疇に入りますが、フィールドワークに基づく実証主義を重んじているため、現在では、完全に行き詰っています(∵市場化によって、未開部族の多くが破壊されているため。)
参考:「婚姻論」の史的価値
資料や論文も極めて中途半端な分析であったり、(1対1の一対婚を常識とする)現代的”価値観”から分析されたものが多く、追求の中身としても完全に行き詰まっています。多岐に分類される学術研究テーマの中でも、最も酷い状態であると言っても過言ではありません。
その行き詰まりの原因には、「実証主義」を重んじるが故と言うことに加えて、「家族」と言う極めて狭い視点、近・現代的な価値観からしか、婚姻形態のありようを分析していない点にあると思われます。
この点、るいネット及び当ブログにおける婚姻史の追求は、婚姻形態のありようを(自然・外敵)外圧状況と生産形態、同類圧力と集団統合様式(集団統合力)と言うように「外圧状況」と「集団統合」の観点から分析・構造化してきました。
この点が、既存の学術資料・論文と一線を画しています。
 参考:『「婚姻論」の史的価値』 その本質
今回から、全9回に亘ってお送りする予定の新シリーズでは、このようにして、るいネット及び当ブログで追求・分析されてきた内容を整理し「このシリーズを読めば婚姻史の全体像が解る!」と言うことを目標に、構造化していきたいと考えています。
シリーズを進めていくに当たっては、るいネットの便利データサイトに新しく掲載された『「婚姻論」付 世界の各部族の婚姻形態』に添付されている、世界婚姻史図解に沿って時代順に婚姻形態の歴史的変遷と、その背後にある外圧構造を構造化していく予定です。
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『世界婚姻史図解』(←クリックすると図解を拡大します)
本格追求シリーズ1のシリーズでも取り上げられたように、セックスレスの急増や未婚率・離婚率の上昇、性を巡る活力そのものの衰弱など、現在の1対1の関係を前提とした「一対婚制度」は行き詰まりを見せ始めています。
 参考:本格追求シリーズ1 人類の”性”の本質を探る<人類の性欲構造1(前半) 現在の性のいきづまり>
本格追求シリーズ1 人類の”性”の本質を探る<人類の性欲構造2 私権時代特有の自我・独占の性>

そのような中、性の可能性を開く婚姻史に対する関心が社会的に高まってきているのではないかと感じています。
事実、様々な婚姻様式について触れているブログや、かつての日本のおおらかな性の有りようをレポートした「赤松啓介」氏の書籍を紹介するサイトなどが増えています。
このような視点から、本シリーズは本格追求を行いながら、各時代ごとの社会状況(外圧状況)と生産形態、集団規模などを解りやすく整理し、また「世界の各部族の婚姻形態」などを紹介することで、初めて婚姻史に触れる人にも、全体像が掴みやすく、”同化しやすい”内容を目指していきます。
なお、婚姻史全体をシリーズ化すると、非常に長大なシリーズとなる為、シリーズは大きく「その1:極限~採取時代」と「その2:牧畜・農耕~私権時代」の2シリーズに分け、今回はその1として極限~採取時代について扱います。
現在、予定しているシリーズその1の構成は以下の内容で、概ね2.5ヶ月ほどの内容、毎週水曜日の記事UPで考えています。
 第1回 プロローグ            
第2回 極限時代の婚姻形態        
第3回 採取時代の婚姻形態 採取部族編1
第4回 採取時代の婚姻形態 採取部族編2
第5回 採取時代の婚姻形態 採取部族編3
第6回 採取時代の婚姻形態 採取部族編4
第7回 採取時代の婚姻形態 狩猟部族編1
第8回 採取時代の婚姻形態 狩猟部族編2
第9回 極限時代~採取時代の婚姻様式まとめ

今後のシリーズ展開に、期待して下さい
るいネット
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