RANKING
にほんブログ村 歴史ブログへ
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK

2010年07月08日

シリーズ「私婚関係から私権の共認へ-Vol.2」 ~実現論 第二部:私権時代より-⑤~

nomad1.jpg
シリーズ「私婚関係から私権の共認へ-Vol.2」の5回目。今回も実現論「第二部:私権時代 ロ.私権文明を問い直す(東洋と西洋)」を紹介しながら、「東洋と西洋の違い」について見ていきます。
まずは西洋の方から、私権文明の源となった掠奪闘争の展開とその主体となった白人(コーカソイド)遊牧部族の意識構造について見ていきたいと思います。
尚、前回までの記事は、
~実現論 第二部:私権時代より-①~

~実現論 第二部:私権時代より-②~
~実現論 第二部:私権時代より-③~
~実現論 第二部:私権時代より-④~
です。
いつも応援ありがとうございます。
↓ ↓

にほんブログ村 歴史ブログへ


実現論 第二部:私 権 時 代 ロ.私権文明を問い直す(東洋と西洋) より、

人類最初の掠奪闘争がイラン高原の白人(コーカソイド)遊牧部族によって引き起こされ、それがモンゴル高原の黄人(北方モンゴロイド)遊牧部族に伝播していったことは既に述べたが、両者はその前身も、掠奪闘争の在り様も大きく異なっていた。コーカソイドはもとから狩猟部族でそれが遊牧に移行した人種であるが、北方モンゴロイドは、南方の平和な採集部族(南方モンゴロイド)が北方に移動して狩猟・遊牧に転じた人種である。乾燥期に入った頃、イラン高原にはもともと農耕・牧畜・遊牧などの諸部族が混在していた。しかも、イラン高原は急速に乾燥していったことにより、極めて深刻な食糧危機に陥った。従って、遊牧派生の邪心集団による掠奪闘争は極めて激しい容赦の無いものとなり、皆殺しが常態となる。従って、仲間を皆殺しにされて一人二人と生き残った者たちは憎悪と警戒心の塊となり、共認基盤を失って終ったことと相俟って、全面的にかつ強く自我収束する。そんな者たちが生き延びる為に寄せ集めの新たな掠奪集団を形成しては他部族を襲うという形で、数百年に亙って掠奪闘争が繰り返された。そんな生き残りの末裔が、西洋人である。それ故に、本源共認の基盤を根こそぎ解体して終った西洋人は、本源的な共認収束力≒集団収束力が極めて貧弱で、自我収束が極めて強い。しかし、自我だけでは共認を形成できない。そこで彼らは、専ら自我に基づく本源風の架空観念に収束し、架空観念で共認を形成する。

西洋人・東洋人の根源は、各々、白人(コーカソイド)遊牧部族(←狩猟部族)、黄人(北方モンゴロイド)遊牧部族(←採取部族)と、全く異なっています。また、各々の発祥の地、イラン高原とモンゴル高原の気象条件も対照的です。
(参考:るいネット「モンゴル高原とイラン高原の気象条件の違い」
1001.jpg
このような地理的条件の中で、白人(コーカソイド)遊牧部族は、次々と掠奪闘争を展開していきました。
以下、るいネット「掠奪闘争と部族大移動の概観①」より

・イラン高原周辺の始原掠奪闘争(5500年前頃) 
→ 西方へ:アラブ~北メソポタミアのセム遊牧・掠奪部族形成
(シュメールは?)
→メソポタミアやエジプトで国家形成(約5000年前)
→ 東方へ:北方モンゴロイドの掠奪部族形成 
→黄河流域へ、竜山文化形成?(約5000年~4000前頃) 
→ 北方へ:コーカサス・カスピ海周辺の草原地帯での掠奪闘争
印欧語族形成へ

イラン高原から繋がる、遊牧民の住む中央アジアの草原地帯が掠奪闘争の伝播路となった。
イラン高原に近い農耕地帯のメソポタミア・エジプトでは国家形成が早く、同様に近接する中央アジアの大草原では、他の掠奪部族との闘争を繰り返す中で、印欧語族のような強力な掠奪部族が形成され始める。

        1002.jpg
このように人類最初の掠奪闘争を開始した白人(コーカソイド)遊牧部族(=西洋人の根源)。その意識構造はどのように形成されたのでしょうか?
★西洋人の根源=白人(コーカソイド)遊牧部族の意識構造
・イラン高原(農耕・牧畜・遊牧などの諸部族が混在)
5500年前、急速に乾燥化

・極めて深刻な食糧危機

・極めて激しい容赦の無い「掠奪闘争」:皆殺しが常態化

・本源集団が悉く解体され、生き残った者たちは憎悪と警戒心の塊
↓↓
・全面的にかつ強く「自我収束」

・数百年に亙る掠奪闘争の繰り返し  →生き残りの末裔が西洋人

●本源共認の基盤を根こそぎ解体して終った

●本源的な共認収束力≒集団収束力が極めて貧弱で、自我収束が極めて強い
●しかし、自我だけでは共認を形成できない
↓↓
◎自我に基づく本源風の架空観念(架空観念で共認形成)
西洋人の意識の根源は、強力な自我収束(自我の塊)⇒架空観念にあるようです。
それでは、西洋人が作り出した「自我に基づく本源風の架空観念」とはどのようなものなのか?それが今日の私権文明にどのように反映されているのか?
また一方、このような西洋人に対して、東洋人(モンゴロイド)の意識構造とは?とりわけ日本人の気質とは?
次回、引き続き追究していきたいと思います。

> List 

trackbacks

trackbackURL:

comments

>もっと簡単に実感ベースで捉えると、その方が「充足」するので自然とそうなる、というところでしょう。
ほんとにそうですね~。
ついこないだまでヒルズ続だとか騒いでは夢見ていたような気がしますが、今や完全に皆との充足基調ですから、やはり日本人にとっては私権の皮は薄っぺらいものでしかないような気がします。
「本源の心」シリーズ、楽しみにしています♪

  • チバ
  • 2010年11月16日 21:16

今日は よろしくお願いしますね^^すごいですね^^

comment form
comment form