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2010年12月08日

古代ヨーロッパ:ギリシャに農耕伝達~クレタ文明滅亡→ミケーネ文明

西洋人(白人)はいつからどの様にして『一対婚』に転換していったのか?
より各時代ごとにどのように集団の形態が変っていったのかを紹介していきます。まずは、古代ヨーロッパ:ギリシャに農耕伝達~クレタ文明滅亡→ミケーネ文明までを見ていきましょう。
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ビーバーランド・ネットより、クレタ島に関する内容を抜粋引用します。ちょっと長いですが、お付き合い下さいね

「これがクレタ文明の略歴ですよ。これを見てもらうと分かるのですが、“紀元前1400年頃ミュケナイ(ギリシャ本土)のアカイア人がクレタ島に侵入”したと言うことが書いてあるでしょう?」「ええ、確か同じ頃にアカイア人はサイプラスにも移住して行ったのですよね」「その通りです。この時期に人類が大移動を起こしているんですよ」「どうして?」「まだはっきりとは分かっていないのだけれど、どうやら気候と関連があるというようなことが言われているんですよ」「気候と言うと?」
「この頃、今から3500年前、地球全体が寒冷期になって作物が取れなくなった。それで人類が南下してきた」「それでアカイア人はクレタ島やサイプラスへ移住したと言うわけですか?」「北から戦争に強い人たちがやってきたから、押し出されるような形になったんですよ。そのように考えている歴史家も大勢います」「つまり、大噴火のためにミノア文明が衰えているところに、アカイア人がやってきて、クレタ島がのっとられたと言うわけですか?」「早い話が、そういうことなんですよ。それまではね、クレタ島は母系社会だったんです。話せば長くなるんですが、紀元前4000年頃までは、ヨーロッパは全域にわたって母系社会だったんですよ」「どうしてそのようなことが言えるのですか?」「実は、他のページにこのことを書いたんですよ。でも、英語なんです。まだ訳していません。とりあえず、写真だけここに貼り付けます」

huyukmother.jpg  map6.jpg

「わああ、すごーく太った女性が出てきましたね」「この女神は紀元前5700年頃、人が住んでいたチャタル・ヒュユク(Çatal Hüyük)と呼ばれる集落の遺跡から出てきたんですよ。場所は上の地図の小アジアの中に見つけることができます」「この女神が出てきたから母系社会だというのですか?」「この女神だけじゃなく、とにかく圧倒的に女神が多いんですよ。ジューンさんはこの小アジアがアナトリア(Anatolia)と呼ばれていることを知っているでしょう?」「ええ、知ってますよ」「じゃあ、その意味は何だと思いますか?」「意味があるのですか?」「あるんですよ。“女神がたくさん居る土地”と言う意味なんです。とにかく母系社会だということを考古学者が出土品からも確認しています」「アナトリア以外からもこのような女神は出てきたのですか?」「マルタ島からも見つかっています」

maltamap.jpg maltavenus3.jpg

「マルタ文明もやはり母系社会だったのですか?」「そうです」「それがどうして父系社会になってしまったのですか?」「すでに言ったように、紀元前4000年頃を境にヨーロッパには人類の大移動があったんですよ」「やはり気候と関係あるのですか?」「そうらしい。この時は半農半牧を営むインド=ヨーロッパ語族の祖先がヨーロッパ中・東部に侵入・定住したんです。ジューンさんの遠い祖先の皆さんですよ。もちろんこの人たちは現在と同様、父系社会を形成していました」「そうなんですか?」「そうですよ。現在は男女同権といわれていますが、基本的には父系社会ですよね。たいてい父系の姓を名乗ります。この父系社会というのは戦争が強いんです。アナトリアの社会でもクレタの社会でも、大きな戦争と言うものがなかった。その事は遺跡からも確認されています」「つまり戦いに弱い母系社会は戦争に強い父系社会の集団に追われるような形でクレタ島やマルタ島に移り住んだと言うわけですか?」「そういうことです」「では、クレタ島のミノア王はどう説明されるのですか?」「ミノア王の伝説はアカイヤ人がギリシャ本土から乗っ取りに来てからできた話なんですよ。それまではミノア王みたいな男の権力者は居なかったんです」「つまり、大巫女さんが実権を握っていたと言うわけですか?」「その通りですよ」

cretegal1.jpg

「いや、この女性は“蛇使いの女神(Snake Goddess)”です。でも大巫女さんもちょうどこのような格好をして儀式に臨みますよ」「実際、こんな風に蛇を使うのですか?」「いや、実際には蛇を扱いません。蛇はシンボルですよ」「何の?」「蛇は女神のパートナーだったんです。つまり、クレタでは女性と蛇が神聖であり、男性は神聖とされなかったんですよ」「蛇と女神が人間を創り出したということですか?」「そういうことです。古代の言語は蛇にイヴと同じ名を与えたんです。この名は“生命”を意味しました。しかも、最も古い神話では最初のカップルは女神と男神ではなく、女神と蛇だったんですよ」「男は全く神聖とは見なされていなかったということですか?」「その通りです」「どうして男性は神聖とはみなされなかったのですか?」「それを説明するには経血について話さないとならないんですよ」「経血って何ですか?」「Menstrual bloodのことですよ」「そういうことをこのサイトで話してもいいのですか?」「もちろんですよ。これは真面目な科学的な話ですからね。人類の最古の文明時代より、子宮の中で“凝結”し、嬰児となる女性の血の中には、創造の神秘的な魔力があると考えられていたんです。男は聖なる恐れをいだいて男の経験とはまったく関係のない、不可解にも苦痛を伴わずに流されるこの経血を生命のエキスと見なしたんです」
「生命のエキスですか?」「そうです。月経を表す語の多くは不可解、超自然的、神聖、精気、神性というようなものを意味しているそうですよ」「英語にはそのような意味はなさそうですね」「そうみたいね。僕が調べた限りではmonthと関係あると言うことだけしか分かりませんでしたよ」「でも経血がそれほど重要視されていたのですか?」「そうなんです。たとえば、ニュージーランドのマオリ族は、人間の霊魂は経血からつくられ、血が子宮に留められたときに人間の形をとり、成長して人になるのだと信じていたそうです。古代アフリカ人は経血が固まって人間をつくると信じていました。アリストテレスも同様に、人間の生命は経血の“凝固”からつくられると述べていますよ。プリニウスは経血を『発生のもとになる物質』と呼びました。経血が凝固物となることが可能で、時の経過にしたがって胎動を始めて、成長し嬰児となるものだと考えられていたようです。ヨーロッパの医学校でも18世紀になるまで、誕生前に経血が果たす機能について、そのように教えられていたそうですよ」「マジで?」「これは僕がでっち上げた話じゃないんですよ。歴史の本に書いてあった事をかいつまんで話したまでのことです」「でも、月経中の女性はとりわけ差別を受けましたよね」「それは母系社会から父系社会になってからの現象なんですよ」「つまり、ずっと昔の母系社会では女性は経血のために神聖だと見なされていたわけですか?」「そのとおりです。東洋と西洋の古代社会では、経血には氏族や種族の生命を伝える媒体であると言う考えがあったので、女性にはより権威があったんですよ」「そうなんですか?」
「ジューンさん、信じられない、と言うような表情を浮かべていますね」「だって、ごく最近まで、例えばアメリカインディアンの女性など、ピリオドの時などは穢(けが)れていると言うことで小屋に隔離される風習があったんですよ。北米だけではありません。ヨーロッパでも、戒律の厳しいユダヤ教の一派など、男性は女性と握手しません」「どういうわけで?」「どうしてかと言うと、女性がピリオドかもしれないので、女性は穢れている。だから女性と握手しないと言うことですよ。女性の人間性を貶めていると思いませんか?」「確かにそうかもしれない。女性の立場から見ればそう言いたくなるでしょうね。でも、それはさっきも言ったように母系社会から父系社会になったためなんですよ」「母系社会というのはそれほど女性に権威があったのですか?」「そうなんですよ。例えば、アフリカ西部の旧王国にアシャンティと呼ばれる国があったんですよ。この国の人たちの間では、女の子は“血”の運び手であるため、男の子よりも高く評価されたんです。つまり女の子が生まれることを望んだんです」
「ちょっと信じがたいですね。だって、中国でも日本でも100年ほど前までは“まぶく”風習があったでしょう?」「良く知ってますね」「それで、たいてい“まぶか”れるのは女の子と決まっていましたよね」「そうです。父系社会では男の子のほうが大切ですからね。なぜなら、年を取ったら親は男の子に面倒を見てもらうわけですからね」「母系社会では全く逆だったと言うわけですか?」「そういうことです」「いったい、誰がいつ母系社会を父系社会に変えたのですか?」「ジューンさん、そんな怖い顔をして僕をにらまないでくださいよ。僕じゃないんだから」「別にロブソンさんを責めているわけではありませんよ」「それがクレタ島で起きたわけなんです」「ほんとに?いつ頃ですか?」「ミノア王の伝説が創られる前ですよ。ギリシャ本土からアカイア人がクレタ島にやってくる前です。つまり、紀元前14世紀までは母系社会だったんですよ」「要するに、ギリシャ本土から父系社会のアカイア人がやって来て社会体制をすっかり変えてしまったと言うわけですか?」「そうなんですよ。第二次大戦後、ソ連が東ヨーロッパに居ついて共産主義化したようなものです」「それからずうっと世界的に父系社会になってしまったと言うわけですか?」「そうです」

「この“女神”たちは、実は母系社会を支えていた女たちを表わしているんですよ。見てください。堂々として頼もしい出(い)で立ちを!このぐらい逞しくないと一国を治めてゆけませんよ」「でもちょっと太りすぎでは?」「このぐらい貫禄がないと男を従わせてゆくことができませんよ。当然ですが、小さな諍いや小競(ぜ)り合いがあったでしょうからね。女プロレスラーぐらいの体力とバイタリティーがなかったら、いざと言うときに国をまとめてゆくことができません」「つまり、これらの像は決して誇張したものではなくて、この女性たちの体型が一般的だったというのですか?」「そう思いますね。なぜなら旧石器時代からこのようながっしりとした像が出土しているんですよ」
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「この右のずんぐりした像はいつ頃のものですか?」「ヴィレンドルフのヴィーナスと呼ばれているのだけど、2万5千年から2万年前に作られたものだろうと言われています」「このような女性が一般的だったというのですか?」「少なくとも現在の女性のように瘠せてはいなかったと思いますね。とにかく太った女性が圧倒的に多い。太った女性ばかりをここで紹介しているわけではないんですよ」「男性の像と言うのは出てこないのですか?」「そう言われてみると、見たことないね」「どうしてでしょうか?」
「つまりね、母系社会にあっては、前に言ったように男は神聖ではなかったんですよ。だから、女神の像はあっても男神の像はない。男神はいなかったから」「ゼウスは?」
「あの神様は父系社会の神様なんですよ。上の女性たちから比べればずっと最近の神様なんですよ」「ところで、男性はどのような体格をしていたのですか?」「探したのだけれど、男性の像というのはなかなか見つからなかったんですよ」

「でも、これでは上の女性たちと比べてあまりにも簡単すぎますよ」「だから、男はこの程度の存在でしかなかったんですよ。つまり女性は神聖だったから上のような女神の像が残っているのです。でも、男は全く価値のない存在だったので、このようにマッチ棒のような頼りない生き物として描かれているわけですよ。まさに女系社会だという証拠じゃないですか?僕はそう思いますね」「生殖における男の役割ということは分かっていなかったのですか?」「とにかく経血至上主義だったんですよ。人間は経血から生まれるということが当時の“科学”として信じられていたんです。だからこそ、女性は神聖だと考えられ、そのために女系社会が保たれていたんです」「しかし、男の役割ぐらい分かりそうなものじゃないですか?」
「でもね、外見上正常なカップルが結婚生活で満ち足りた性生活を営んでいても、10年間ぐらい子供が生まれない事って珍しい話ではないですよ。それでひょこりと10年ぐらいしてから生まれる、ということだってありますからね。現在のような科学知識で考えれば、生殖における男の役割という事については疑問の余地がありません。でもね、当時は誰もが太陽が地球の周りを回っていると信じていた時代ですよ。今のような医学知識は何もなかったんですよ」「つまり、男は生殖に関して全く役立たずだと考えられていたわけですか?」「そうですよ。そのことがこのページの一番上の“蛇使いの女神”によく表されていますよ。つまり、女神と蛇によって人間が作られたと信じられていたんです」「男など必要なかったと思われていたのですか?」「そうですよ。だからこそ、男はマッチ棒のような頼りない存在として描かれていたわけですよ。逞しい女神像と頼りない吹けば飛ぶような男の壁画。これらのことが、女系社会を雄弁に物語っていると思いませんか?」「それで、クレタの女系社会は大巫女さんが王様のように君臨していたわけですか?」

どうでしょうか?
クレタ文明は、いろんな説がありますが、一番有力なのは、新石器時代にやってきた先住民によりクレタ文明ができたという説です。その理由として、
母系社会が残存していたと思われる遺跡群
1.女神の土偶
2.城壁のないクノッソス等の宮殿
3.武器が発見されていない
等でしょうか。また、この当時の交易としてエジプトがあったようで、エジプト文明と類似している部分が見受けられる点もポイントでしょうか?
以上より、先住民による母系集団が残存していたと考えられます。よって、婚姻形態としては集団婚だったのではないかと思われます。そこに、南下侵入した印欧語族の“アカイア人”によって、滅ぼされていくようです。ここも、噴火等の自然外圧もあいまってクレタ文明が消滅していきます。
それでは、クレタ文明からミケーネ文明以降どのように文明が変化していくのかを見ていきましょう!

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comments

こんにちは。
学問という壁~よく分かります。
日本語の起源問題についても、専門的に追求すればするほどに、そもそも何のために日本語起源を追求しているのか、その目的すら失ってしまい、迷路に嵌っているのではないかと思ってしまいます。
学問という壁は、専門領域から抜け出せないという専門家自身の壁なんでしょうね。

  • チバ
  • 2011年5月28日 20:49

kids moncler down jackets 共同体社会と人類婚姻史 | 日本人の起源を探る10 ~学問という壁~

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