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2020年07月30日

セックスレスは人類滅亡の危機。どうする

前回は殖産分断を引き起こした犯人は男の独占欲であることを記事にしました。この男の独占欲は殖産分断に留まらず、独占したら最後、最終的にはセックスレスという現実に至ります。男は実感と繋がりますよね。手に入れるまでは精力的ですが、手に入れたら急激に熱が冷めていく。独占欲の悲しい限界です。

生物全般を見ても、外圧に適応するための本能が衰弱すると、それはそのまま種の絶滅に繋がります。故に、本能である性欲が衰弱しセックスレスになってしまった現在というのは人類史上未だかつてない危機的事態であり、このままでは確実に絶滅してしまいます。本来、本能はそう簡単に衰弱するものではなく強固なはずなのに、性欲は衰弱。逆に、独占は生物に備わった本能ではなく、私権時代固有(日本でいえば明治以降)の観念なので、簡単に独占意識を塗り替えられる筈なのに、男たちの独占は強固。

この逆転現状を突破し、人類本来の性の活力を取り戻すことは、数ある人類的課題のうちでも最も根本的な課題です。今回はその糸口を記事にします。

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性本能とは何か?

まず生物界の性本能から見てみます。

 

生物が雌雄に分化したのはかなり古く、生物史の初期段階とも言える藻類の段階である(補:原初的にはもっと古く、単細胞生物の「接合」の辺りから雌雄分化への歩みは始まっている)。それ以降、雌雄に分化した系統の生物は著しい進化を遂げて節足動物や脊椎動物を生み出し、更に両生類や哺乳類を生み出した。しかし、それ以前の、雌雄に分化しなかった系統の生物は、今も無数に存在しているが、その多くは未だにバクテリアの段階に留まっている。これは、雌雄に分化した方がDNAの変異がより多様化するので、環境の変化に対する適応可能性が大きくなり、それ故に急速な進化が可能だったからである。事実、進化の源泉はDNAの多様性にある。つまり、同一の自己を複製するのではなく、出来る限り多様な同類他者(非自己)を作り出すことこそ、全ての進化の源泉であり、それこそが適応の基幹戦略である。

 

のように同類他者を作り出すために雌雄は生殖活動を行いますが、この生殖期に雄雌に働く引力が性情動の本能です。そしてこの性情動の本能は雄雌で違いがあります。例えば、魚の雌は卵子を放出し、雄はその卵子にめがけて精子を放出しますが、雌の性情動は受動的であり雄の性情動は能動的という性質が根本にあります。両生類以降の生物になると、雄の能動性はより強化され、雌に刺激を加えることで雌の産卵を促し、交尾も攻撃的になります。雄の性本能は、能動的⇒攻撃的⇒征服的な本能に進化してきたと言えます。逆に雌の性本能は受動的⇒包摂的⇒被虐的な本能に進化してきたと言えます。これが生物から連なる性本能の性質です。

 

真猿や類人猿になると雄雌を結び付ける引力はさらに強化されていきます。例えば雌猿は発情期が長くなりお尻を赤くさせ雄への挑発機能を強化させていきます。また、人類に直結するオランウータンになると、セックスはより雄雌の密着充足を高めるものとして進化していきます。オランウータンのセックスは正常位が中心で、お互いに目を合わせ、身体を絡めあいながら密着し、なまめかしい喘ぎ声をあげて30分以上セックスします。それまでの猿やチンパンジーのセックスが数分で終わるのに対し、オランウータンのセックスは雄雌の密着・一体充足を得るためのものに進化していきます。まるで人類のセックスとそっくりですね。

 

つまり、生物から連なる性情動の本能は、雄雌の一体充足を高めるため、雌の挑発機能さらには快感機能を高める方向に進化してきました。そして極限時代の人類に至っては、体毛を無くし、肌を柔らかくし、皮膚感覚を発達させることで、さらに快感機能を高める方向に進化させていきました。極限時代の人類の生きる力の源は性充足。この性充足を高めるために、肉体を改造してまで挑発機能、快感機能を高めていった女の一念には、凄まじいものがあります。現代でも、女性は小さなうちから可愛い素振りをし、お化粧の仕方を覚え、幾つになってもお肌のケアは余念がないですよね。挑発・快感機能は女性にとって最大の武器であり最大の課題ということを物語っています。

 

そしてこの女の挑発・快感機能が進化するにつれ男の征服本能も強化されていきますが、征服本能は最初が一番充足し、その後の充足度は下がるという矛盾をはらんでいます。また独占観念と結びつきやすく、結果的に現代のようなセックスレスに至ってしまうため、征服本能だけでは限界があります。

男と女の性は、本来どのようにあるべきなのか。

 

雄雌に分化した生物は、安定を担う雌と変異を担う雄という役割分化が見られるように、人類の男女も男と女の役割共認によって男女は調和し一体化されます。哺乳類とりわけサル・人類以降に顕著にみられる男と女の根本的な役割共認は、庇護・依存の本能を基にした役割共認です。そして、性の起点は雌の挑発であり、受け入れるor受け入れないも雌の選択本能(閂本能)が決めているということからも、女の男を選ぶ基準が性の再生を占う上で非常に重要になります。

庇護・依存の本能に基づいた、女の選択基準がどのようになるか。私権時代のように、自分だけを独占してくれるような男を、いい男として選ぶのか。あるいは自分だけでなく女達を導き、女や子供達を守るため闘い続ける男を選ぶのか。女達の意識がどのように変化していくかが、性の再生のカギを握っていると思われます。

今日はここまで。次はその未来予測、進むべき道を大胆に記事にしたいと思います。

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