2020年07月25日
これからの共同体社会はどのように創られていくのか-8
前回は、共同体を創っていくうえで、それを阻害しているのが近代国家と市場経済システムに基づく固定観念であると述べた。
半ば奴隷と化してしまった現代人は思考停止してしまっている。本来的な主体性とは、個人個人の思考法や意欲だけにとどまらず、場(共同体)の圧力源として作用するものであり、具体的には現実対象をいかに構造的に認識していくかということ。これは自然現象にとどまらず、社会現象にも当然当てはまり、原因→結果という関係や不全→収束先という関係を解明し、進むべき方向を示すことにある。「百姓」とは、百の姓(かばね)=役割=仕事をこなせる万能の民を示したことからも、本来の思考、共同体としての場の圧力=活力が主体性を発現させていたことがうかがえる。
今回は、その思考方法について探りたい。
- posted by KIDA-G at : 2020年07月25日 | コメント (0件)| トラックバック (0)