2020年07月09日
これからの共同体社会はどのように創られていくのか-6
前回は、「所有」や「支配」という概念が特殊であり、それが婚姻制に強く影響与えたことを述べた。
今回は、当ブログの過去記事から、婚姻制と時代背景を押え、来るべき共同体社会にとってどういう婚姻が望ましいのかを追求したい。
時代背景として、極限的な自然外圧の原始時代、部族やがては国家間の争いが始まった以降の私権(富や身分)を獲得するためのいわゆる私権時代、そして現代において貧困を克服して私権を獲得する圧力が衰弱した時代の、概ね三区分で捉える。
それぞれの時代区分において、どういう圧力がかかっていたか、そして人々は婚姻に対してどういう意識であったか、その具体的な婚姻制度を探る。
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2020年07月09日
「勉強しなさい!」は、本当に子どもの為の言葉?
先日の実現塾は、「学校の問題はどんなものがあるか?」から始まりました。
子ども達から沢山の意見が出されましたが、最も多かったのが「学校や親からの強制圧力」に関する声。現実離れした校則をはじめ、全員が決められた時間に、決められた勉強・行動をする。反すれば指導され内申・成績が下がる。子ども達を強制的に管理する様は、収容所、刑務所と同じです。
しかし、学校の強制圧力は今に始まったわけではありません。軍隊をモデルに従順な国民を育てるために作られたのが学校です。学制を布いた明治期から現在に至るまで、学校が強制圧力機関であることの基本構造は同じです。
しかし、子ども達の強制圧力に対する苦悩の声は年々増加する一方。何が変わってきているのでしょうか。それは親の強制圧力です。
「宿題をしないとご飯が食べられない」
「勉強をしないと家の外に放り出される」
親、とりわけ母親の勉強圧力、成績圧力に対する苦悩の声は、過半の子ども達から出されています。そして最後に大抵の親はこのように言います。
「あなたの為を思って言っているのよ」と。
本当に子どもの為を思っての言葉なのでしょうか?
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