2006年11月01日
恩恵と畏怖、日本の自然の二つの顔
略奪と闘争を繰り返してきたヨーロッパにあっては、自然もまた征服、制圧の対象だったようです.。
大昔から既に壊滅的な森林破壊が行われてきた事などもそのあらわれと言えると思います。
それに対して、日本人の自然観は共存と調和。
森羅万象すべてに神を見る、といった意識は既に縄文人から備わっていた様です。
そしてこの意識は、集団の統合様式にも如実に表れています。
自然との共存、この背後には自然からの豊かな恩恵 がありますが、それだけではなく、恐ろしく抗しがたい自然現象 もまたその対象でした。
日本の自然は、この恩恵と畏怖、二つの顔を見事に持ち合わせています。
そしてこの事がとて重要だったようです。
「森と人の地球史」からの抜粋です。
- posted by yama33 at : 2006年11月01日 | コメント (2件)| トラックバック (0)