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2008年08月23日

初期人類は骨を食べていた!vol.8

初期人類は骨を食べていた>シリーズを読んで頂いているみなさん、ありがとうございます。
初期人類の生息環境は、豊か?or劣悪?>という問いからスタートしたこの<初期人類は骨を食べていた!>シリーズですが、このシリーズで、初期人類は劣悪な状況下、不適応存在として、その逆境から可能性探索の果てに、骨を主食とすることにたどり着き、進化を遂げてきた事がおわかりいただけたのではないでしょうか?
今回は、、『人はなぜ立ったのか?』『親指はなぜ太いのか-直立二足歩行の起源に迫る-』島泰三著より、骨を主食とすることで得られた最大の恩恵について紹介させていただこうと思います。
今日はちょっとしたブレイクタイムとして読んでみてください。
では、続きを読む前にぱちっとして、500万年の旅に出発してください。
いってらっしゃいませ。

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■脳は脂肪でできている
初期人類は骨を食べていた!vol.1>で、骨には脂肪分が豊富に含まれていることが、おわかり頂けていると思います。
人間は巨大な脳を持っていますが、その脳の60%は脂肪(水を除いた乾燥重量での割合)だという事をご存知でしょうか
つまり、脳は脂肪でできているといっても過言ではないのです。
では、脳の巨大な脂肪の蓄積がどうして可能だったか わかりますか
4百万年前、最初の人類、アウストラロピテクス・アファレンシスの脳容量は、チンパンジーと変わらない程度の400mlほどだったようです。次に登場した2百4十万年前、最初のヒト族、ホモハビリスの脳容量は約600mlに増え、更に脳の大きなホモ・エレクトゥス、そして脳容量1200mlのホモサピエンスへと続くきます。
この大きな脳をつくるほどの脂肪は、食べ物として何が考えられるでしょう
そうです。以外に見当たらない 🙄 と思いませんか
骨が、人類の脳をつくったと言ってもいいのかもしれません。
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不適応存在だった人類が、たどり着いた自然界のニッチとしての骨。
人類が骨を主食とした事は、人類史をスタートさせた最大の要因であり、進化の源であったのかもしれません。
次回は、初期人類は骨を食べていた!vol.7でふれた直立二足歩行について、まだモヤモヤしたところがあると思うので、もう少し多角的に掘り下げてみようと思います。

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