2010年10月23日
集団を超えた、共認原理に基づく婚姻体制って過去にあるの?11~神話によって統合されたアボリジニ~
レヴィ=ストロースの『親族の基本構造』を基に、『集団を超えた、共認原理に基づく婚姻体制って過去にあるの?』シリーズ、
1~はじめに~
2~過去投稿インデックス~
3~互酬原理について~
4~インセスト禁忌とは~
5~限定交換と全面交換~
6~オーストラリアの限定交換~
7~ビルマ「カチン族」に代表される【全面交換】~
8~全面交換と購買婚~
9~父方交叉イトコ婚~
10~『親族の基本構造』の総括~
と展開してきました。
レヴィ=ストロースの『親族の基本構造』はかなり難解かつ膨大な論文ですが、かなり噛み砕いて、集団を超えた共認原理に基づく婚姻体制って過去にあったのか!について展開してきたつもりです。興味を持って読んでいただけていたら幸いです。 😀
さて、このシリーズもいよいよ今回が最終回になりますが、今日はこれまで紹介してきたレヴィ=ストロースの『親族の基本構造』を離れ、純粋な限定交換体系のオーストラリア先住民族アボリジニの実態を、紹介したいと思います。以前、。『6~オーストラリアの限定交換~』でも紹介しましたが、その後、アボリジニ研究の第一人者でもある、文化人類学者の松山利夫先生と直接会って興味深いお話しを聞く機会がありました。とても気さくにアボリジニの実態を具体的にお話していただきました。今回は松山先生の書籍の内容も含め、再整理し紹介したいと思います。
11~神話によって統合されたアボリジニ~に入る前に、応援よろしくお願いします。
- posted by yidaki at : 2010年10月23日 | コメント (5件)| トラックバック (0)